リースリング キルシュベルグ・ド・リボーヴィレ グラン・クリュ(アンリ・フックス)

「リースリング キルシュベルグ・ド・リボーヴィレ グラン・クリュ(アンリ・フックス)」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
アンリ・フックス Ri 2018 フランス アルザス
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
13.5 ¥6,700 ヌーヴェル 2023/1/5

「リースリング キルシュベルグ・ド・リボーヴィレ グラン・クリュ(アンリ・フックス)」レビュー

ワインの外観

リースリング キルシュベルグ・ド・リボーヴィレ グラン・クリュ(アンリ・フックス)の外観

青の抜けたやや濃い目のレモンイエロー

ワインの香り

グラスを回す前:黄りんご、パイン、ライチ、石油、シナモン

グラスを回した後:完熟感、リンゴの蜜、アカシア、金木犀、パパイヤ、ナッツ

ワインの味わい

厚みある食感、黄りんごやパパイヤを思わせる果実味、しっかりした酸は鋭すぎず、シナモンのようなスパイス感と金木犀や蜂蜜のような華やかさがあり奥行ある、

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
鉱物的なミネラルがマスキングされるほど、完成度高い特級畑のリースリング
今まで飲んだVintageより好き。ペトロール香強すぎず、完熟感が非常にあり、それでいて酸しっかり、メーカー紹介の「非の打ちどころのない酸を白眉とするグラン・クリュ」も納得。
季節

グラス 温度 私的に買う度
(5段階)
軽重度
(10段階)
中~大ぶり卵 8-12℃ 4 3

 

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輸入元情報

コルマール市の北、リボーヴィレ村に1922年から続くドメーヌで、アルザス中部におけるグラン・クリュの雄、「キルシュベルグ・ド・リボーヴィレ」を擁します。
 2006年に父アンリからバトンを譲り受けた4代目ポール・フックスは、2年後の2008年、完全ビオロジック栽培に転換。さらに、収量を大きく制限することで、「完璧なぶどうづくりを目指しています。料理の美味しさの鍵が塩(ミネラル)にあるように、ワインの美味しさの鍵もミネラルにあります。ビオロジック栽培によって土中深くまで伸びた根からミネラルをたっぷりと吸い上げ、収量制限によって一粒一粒にミネラルを凝縮させることが、美味しいワイン造りの本質です」(ポール・フックス)。
 醸造もきめ細かく、アルザスではほとんど見られない、超小型ステンレスタンクの多数基使用によって、区画ごとのテロワールの違いやヴィンテージの個性を、より高い精度でワインに反映させています。
 このような彼のプロ意識と情熱は、フランスを代表するワイン評論家、ミッシェル・ベタンヌの目に留まり、新世代としては異例の高評価をもって賞賛の声を贈っています。
 尚、ラベルのキツネは、ファミリーネームの「fuchs」(=fox)に由来します。上位2作品の印象的なラベルは、それぞれの作品に対するフックス家のイメージをもとに、家族ぐるみの友人でもあるストラスブールの高名な画家、デルフィーヌ・アレが描いた実際の絵画からデザインされたものです。
0.35ha。石の多い泥灰土砂岩質土壌。平均樹齢35年。ステンレスタンクで5ヶ月間熟成。標高350mの冷涼気候下で熟成がゆっくりと進むため、質・量ともに非の打ちどころのない酸を白眉とするグラン・クリュです。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ