
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
アタ・ランギ | PN | 2019 | NZ | マーティンボロー |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
13.5 | ¥4,200 | 赤 | ヴィレッジ | 2022/4/17 |
手摘み果実のほとんどは除梗して開口式ステンレス発酵槽で自生酵母でアルコール発酵(小区画の10%のみ全房発酵)。
「クリムゾン・ピノ・ノワール(アタ・ランギ)」レビュー
ワインの外観
落ち着いた色調、朱色がかったダークチェリーレッド
ワインの香り
グラスを回す前:赤果実、干し果実
グラスを回した後:しっとり、冷たい香り、乾燥チェリー、干し梅、ハイビスカスティー、赤こしょう、スパイス
ワインの味わい
爽やかさ、しなやかな食感、赤果実の艶やかな風味、酸は爽やか、タンニンは適度に、軽やかながら薄くなく味わい深い、決して複雑さはないがピュアで価格を考えると非常に良い
その他コメント

この造り手の上級のピノは本当にNZを代表するピノの造り手と言ってよいアタ・ランギのピノ。
上級のものは1万円オーバーで、味わいも本当に素晴らしいものなのですが、やはりなかなか飲めないですよね。
もう少しだけ手の届く範囲のピノがこちらです。今や(2022年)、ブルゴーニュ・ルージュでも4,000円するので、それを考えるとコスパも良いと思います。
合う季節:春
おすすめ温度:17℃前後
おすすめグラス:大ぶりの丸型
ワインコメント投稿のコンセプト
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輸入元情報

土壌 マーティンボロー・テラスににまたがる複数の自社畑の若木の区画から。 ぶどう品種 ピノ・ノワール ヴィンテージ特徴 強さとストラクチャーを兼ね備えるヴィンテージ。 栽培 醸造 手摘み果実のほとんどは除梗して開口式ステンレス発酵槽で自生酵母でアルコール発酵(小区画の10%のみ全房発酵)。 熟成 フレンチオーク樽で10ヶ月間熟成。 瓶詰日/販売日 / ワイン味わい バラの花びらやブラッドオレンジ、サンダルウッド、香ばしく焼き目のついた米の香りが複雑に香り高く、クランベリーなどのチャーミングな赤い果実をシナモン、ベルガモットとほのかなタバコの風味がエキゾチックに縁取る。手摘みしたブドウを自然発酵(10%全房)し、フレンチオーク樽で10ヶ月間熟成。 批評・受賞歴 94pts & 4 stars by Bob Campbell MW, The Real Review August 09, 2021;
マオリ語で”夜明けの空”、 “新たな始まり”を意味するアタ·ランギは、1980 年、牧⽺農家だったアタ・ランギの創設者クライヴ・ペイトンがマーティンボローの町の端にある5 ha ほどの石ころだらけの放牧地にブドウを植えたのが始まりです。その後、クライヴの妹アリソン・マスターズが加わり、1986 年には後にクライヴの伴侶となる醸造家
フィル・パティが参画します。この地は”マーティンボロー・テラス”と呼ばれるごく浅いシルトに覆われた砂礫まじりの沖積土壌で、約25m の深さまで水はけのよい地層がつづき、風味の凝縮したブドウが実ります。”テラス”で栽培されたブドウの評判はすぐさま広まり、マーティンボローは一躍、ニュージーランドを代表するピノ・ノワールのプレミアム産地として認知されました。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ