
ワイン関係のお仕事をしている友人知人にソムリエナイフをプレゼントしたいけど、色々種類がありすぎて選ぶのが難しいというご相談を受けることがあります。
大切な方がソムリエ試験に合格したので、一生モノのソムリエナイフを贈りたいという相談が特に多いです。
そんな方におすすめするのはずばりアスロのソムリエナイフです!
どのくらいおすすめかというと、現役ソムリエの私が修理をしながら20年以上愛用し、自分の娘にもアスロをプレゼントしたくらいです!!今日は、
- アスロのソムリエナイフの素晴らしさ
- その他のおすすめナイフ
- アスロのソムリエナイフを小学生の娘に贈った理由
について書いてみたいと思います。現役ソムリエと書きましたが、私の簡単な経歴は次の通りです。
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ
愛用品!アスロ(ATHRO)のソムリエナイフがおすすめな理由
改めまして、こんにちは。ソムリエの寺井です。
上の画像が、私が20代前半から使い続けているMade in Japan !アスロのソムリエナイフです。
元々は私の師匠のそのまた師匠にあたるホテルのチーフソムリエからもらったものです。
見た目もカッコよく高価そうですよね!
でも、このアスロの一番のおすすめポイントはめちゃめちゃコルクを抜きやすいことです!
ワインのイベントなどで、一緒にいるソムリエが手元にソムリエナイフを持っていないことがあり、「ちょっと貸してください」となる場面がごく稀にあるのですが、決まって
コレ、めちゃめちゃ開けやすいですね!
と驚きます(^_-)-☆
関係者でもない私がなぜか「アスロ凄いだろ!」と自慢顔です^^
そして「開けやすさ」、「カッコよさ」以外にもおすすめポイントがあります。
それは「メイドインジャパンならではのサービスのきめ細かさ」。驚くような出来事を紹介します。
感動のアフターケアーサービス その1(東急ハンズ編)
ソムリエナイフは、使い続けているとスクリューの部分やナイフの部分が、ゆるゆるになることがあります。
そのほうが使いやすいという人もいるのですが、私はどちらかというと、ある程度固い方が好きです。
以前かなり緩んできたので、広島の東急ハンズに持っていきました(当時私は広島に住んでいた)。

締め直してもらうことってできませんか?
と頼むと、東急ハンズの店員さんも快く預かってくれ、メーカーに聞いてみると言ってくれました。
その後、修理ができたと連絡があり、代金を聞くと、なんと無料!!
とてもびっくりしたのを覚えています。
感動のアフターケアーサービス その2(メール編)
ソムリエナイフを使っていて、過去一度だけスクリュー部分が折れてしまったことがあります。
スクリューが折れることがあるという話は聞いたことがありましたが、スクリューが折れる!?どうなったら??と思っていました。
モスカート・ダスティという微発泡ながら、マッシュルームコルクでなく、普通のコルクのワインをご存知でしょうか。
中のガス圧により、コルクがかなり固くなりますし、スペインやイタリアのワインって、えらく固いものがあるんです。
で、開かない!と思いながら、思いっきり引き上げようとして、途中でスクリューが折れてしまったのです(+_+)
この時は、直接メーカー(アスロ)にメールで問い合わせをしました。
新品を買ってもいいのだが、思い入れのあるナイフなので、できれば修理をしたいということを伝えました。
すると、修理可能というお返事をいただきました!

修理代金は、工賃と交換部品代、送料を含めて、なんとたったの2,415円!!
さらにそれを値引きして2,000円でよいとこのこと!?
さらにさらに、
「ついでと言っては何ですが、再刃付けと再仕上げ等のメンテナンスもサービスで行っておきます。」
というコメントまで!!!!
※価格は2009年当時のもの。現在は同様のサービスをしてくれるかどうかは不明。

開けやすくて、アフターサポートもしっかりしている。
そして、日本人の魂のこもったソムリエナイフが『アスロのソムリエ』なんです!
アスロのデメリットその1「王冠抜き」
アスロのソムリエナイフも、人によってはデメリットになる部分もあります。
それは、王冠抜き。
今や、一般消費者の方は王冠を開けることはほとんどないですよね。

瓶ビールの蓋です。瓶のジュースとかも同じですよね。アレです。
多くのソムリエナイフには、王冠を開ける部分がついています。
飲食店で働いていると瓶のビールやジュースを開けることがありますからね。
アスロのソムリエナイフは、王冠を抜く部分がナイフの刃の部分についていて他のソムリエナイフとちょっと違います。
こっちについているとコルクを開ける際には引っかからなくて邪魔にならず良いのですが、王冠を開けようとすると少し開けにくいです。王冠抜きがないタイプのものもあります。
アスロのデメリット? その2「価格」
アスロのソムリエナイフは価格が1万円前後(ラインナップがいくつかある)です。
商品として決して「高い」わけではなく、実際約20年使っているわけで「安い」くらいなのですが、手軽に買える値段ではないかもしれません。
特に若いソムリエ見習いのうちは、自分でこんな高価なソムリエナイフを買うことはなかなかできません。
逆に、自分で買えないということは、プレゼントには最適とも言えますね^^
アスロの中でもこのソムリエナイフがおすすめ
アスロのおすすめ品① 私が使っているアスロ
ソムリエナイフは各メーカーでデザインが異なるだけでなく、同じメーカー内にも異なるラインナップのものがあります。
私が使っているソムリエナイフの画像は↓のように王冠抜きが、ナイフ側にあり、ナイフは切っ先がありません。
ここが好みのわかれるところ。キャップシールをスパッと切ることはできません。
しかし、多くのソムリエナイフは下の画像の左の瓶口に触れる側に王冠抜きがあるので、コルクを開ける時に邪魔になります。
なので、私はこのデザインで100%満足しています^^
アスロのおすすめ品② 娘に贈ったアスロ
先ほどの私の愛用アスロはナイフ部分に切っ先がついていませんので、娘がキャップシールを切り取るにはちょっと難しいかなと思い、切っ先があるものにしました。
購入して気付いたのですが、こちらは王冠抜きがない((+_+))
知らなかった。キャップシールは開けやすいけど、王冠抜きがついていると1人暮らしを始めるころに便利と思ったんだけどな。
でも、王冠あけること、ほとんどないか(笑)
名入れで贈りたい方へ
当店プレゼントワインショップなら無料でメッセージカード作成可能。
ラッピングもして発送いたします。
ただ、下記商品からお選びいただけるのですが、娘に贈った形状のものしか取扱いがありません。
※当店で取寄可能なアスロの一覧(↑)です。
「これがいいな」というものがお決まりならご相談も早いです。≫ アスロのソムリエナイフを問い合わせる
当店以外でご購入の場合は下記からどうぞ。
私の愛用アスロ↓
娘に贈ったアスロ↓
ネットで購入するときは、念のため刃の形状を確認することをおすすめします。
商品名だけ見ると全く同じに見えます。
おすすめソムリエナイフ4選(アスロ以外)
誰もが使いたい有名ブランド!シャトーラギオール
ソムリエを目指す人なら誰でも知っているフランスのシャトーラギオール。このシャトーラギオールはSCIP(スキップ)社が製造しています。
わかりにくいのが、ラギオールは元々は村の名前なので、ラギオールナイフというものはSCIP社のシャトーラギオールとは別に色々な会社が作っています。“シャトー”が名称に含まれたシャトーラギオールと記載があれば、SCIP社のものです。


一般の方には、ラギオール村よりも関市やドイツのゾーリンゲンの方が有名かもしれませんね。
でも私たち飲食業に携わる者、特にソムリエナイフに興味ある者にとっては、ラギオールの方が有名であり、憧れでもあることが多いです。
なので『ソムリエ合格祝いにシャトーラギオール』は一大ブランドナイフを贈ることと思っていただいて問題ありません。
つまり、喜ばれるソムリエナイフです!!
シャトーラギオールのソムリエナイフは、プレゼントワインショップ®で取り寄せ可能です^^

ラインナップが多岐にわたるので、ご予算と色合いや材質でお決めになると良いかと思います。分かりにくければお気軽にご相談ください。
こちらも、もちろんラッピングやメッセージカードは無料でご用意しますし、名入れも可能です。ワインと一緒に発送もできます♪
当店以外からお買い求めの方はこちら↓からどうぞ

(ラギオールはフランス製なので修理がちょっと大変だから、一生モノと言いにくいかな)
お手軽価格のおすすめ① ウッディソムリエナイフ(見た目重視)
そういえば最近あげていないことに気付きましたが、レストランの学生アルバイトが辞める時にプレゼントしていたのがこのソムリエナイフ。
見た目が高そうに見えますが、1,000円なんです^^
さすがにアスロのように開けやすいってわけではないですが、別にめちゃめちゃ開けにくいわけでもありません。
ただ、購入したては全体的に堅いので女性より男性向けでしょうか。
お手軽価格のおすすめ② 貝印ソムリエナイフ(高そうにみえないけど性能〇)
日本の貝印のソムリエナイフ(生産国は中国)。
正直、高そうには見えませんし、実際1,000円未満なのですが、性能としては十分です。

これは好みかもしれませんが、メーカーや銘柄によってスクリューの入り方が細くすぅ~っと入ると感じるものとそうじゃないものがあるんです。
お手軽価格のおすすめ③ プルテックスソムリエナイフ
最後は、ダブルアクション(ダブルレバー)のソムリエナイフ、てこの支柱点になる部分が2段階になっているタイプです。
私はシングルアクションを使い続けていて、個人的には使うことはないタイプなのですが、今はこのタイプを使う人も増えていますし、抜栓スピードも若干早いのではないかと思います。
有名どころではプルテックス社のプルタップスでしょうか(1,000円くらい)
ただ、先ほど書いたように私が使用経験が少なすぎるので、自信をもってオススメ!と言えるほどではありません。
自宅にあるダブルアクションのソムリエナイフは、フランスのワイン生産者がくれたムラーノのソムリエナイフ。
日本には、まったく同じものはないようですが、こちら↓が多分近いです。
ダブルアクションは、ソムリエ世界大会で多くのソムリエが使っているほど(プルタップスを使っていたとか)。
慣れてしまえば、ダブルアクションのほうが開けやすいのかもしれません。
ここからは、アスロのソムリエナイフが本気でおすすめなので愛娘にも贈った話です。少し長いですが興味のある方は私のアスロ愛と娘愛を読んでもらえたら嬉しいです^^ 読まずにご相談もウェルカムです。≫ アスロのソムリエナイフを問い合わせる
おすすめソムリエナイフ まとめ
最後に私のおすすめソムリエナイフをまとめます。
アスロを愛用している仲間の方のコメントや、このソムリエナイフいいよ!というコメント、ぜひいただけると嬉しいです♪
高価なソムリエナイフ | お手軽価格のソムリエナイフ | |
1 | アスロ(私の愛用品) | ウッディソムリエナイフ(見た目〇) |
2 | ラギオール(有名ブランド) | 貝印ソムリエナイフ(スクリュー〇) |
プルタップス(ダブルアクション〇) |
ソムリエナイフについてのお問合せはこちらからお願いいたします。