シャトー ラ クロワ ペイレール

「シャトー ラ クロワ ペイレール」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
シャトー・ラ・クロワ・ペイレール Mr60%、CF25%、CS8%、コー7% 2001 フランス ボルドー
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
12 ¥3,700 アズマコーポレーション 2025/2/7

「シャトー ラ クロワ ペイレール」レビュー

ワインの外観

シャトー ラ クロワ ペイレールの外観

朱~オレンジの外観

ワインの香り

グラスを回す前:乾燥した黒や赤の果実、乾燥した樹木、茶色いスパイス、コーヒーやチョコ

グラスを回した後:熟成香増す、干し肉、なめし皮、ナツメグ、シナモン、ジンジャー、オレンジパウダー、マッシュルーム、甜茶、腐葉土

ワインの味わい

さらりと軽やかな食感、果実味は新鮮さはないもののヘタれていない、酸適度に、タンニン強いが非常にシルキーでスルリと感じる、スパイスやキノコの風味が奥行きを与え、軽やかながら非常に複雑

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
16℃でタンニン感じて肉と合わせるか20℃でタンニン感じず前菜系と合わせるか
劣化は感じないのはもちろん古酒感も強すぎない。非常にシルキーで熟成ボルドーのエレガントさが味わえる。
季節

グラス 温度 軽重度
(10段階)
大ぶりびわ 16-20℃ 4

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

創設者であり祖父であるマルセル氏は第2次世界大戦が終わって間もない1950年頃まではサンテミリオン・プルミエ・グラン・クリュ・クラッセBのシャトー・トロロン・モンドで働いていました。当時は戦争直後の経済不況が続いていて、給料は現金での支給ではなく、物資での支給が殆どでした。しかし最後のお給料代わりに頂いたのがなんと、シャトー・トロロン・モンドの畑、0.5haの畑と家でした。その後彼は頂いた0.5haの畑を「シャトー・マルソラン」(彼のマルセルという名前由来)と名付けます。一方で、マルセル氏は故郷となるコート・ド・カスティヨンでも12haの畑を所有していて、こちらのワイン造りも本格的にスタートします。そのシャトー名が「シャトー・ラ・クロワ・ペイレール」です。 当時から除草剤などを使う事をせず、出来るだけ自然な栽培で葡萄を育てていましたが、2000年にマルセル氏から現当主ドミニク・シュナード氏に変わると、その意思を継ぎ2007年からオーガニック栽培を開始。2010年にマルセラン、ペイレール共に有機認証マークも取得。その後も酸化防止剤についても極力控える造りを実行し、2018年からは酸化防止剤を一切入れず、ナチュールワインへの転換を実行しています。 ドミニク氏は言います。正直、ビオやナチュールへの取り組みがここまで大変だとは思わなかった。だけど、そんな時、自分自身に言い聞かせるんだ。自分の哲学を。それは「人間が自然の一部であり仲間である」という考え。人間と動物、植物、土の結びつきやサイクル、生物多様性を考え尊重するのが彼の哲学であり、今日までこのベースの哲学を堅く信じ畑での仕事の取り組みをしています。
この地の特徴が良く出ている熟成ボルドー

コート・ド・カスティヨンのロケーションはドルドーニュ河の右岸、サンテミリオンの東側に位置し、赤のみのAOCを産出します。9つのコミューンがあり、このシャトーはその中でも一番南側でドルドーニュ河寄りのカスティヨン・ラ・バタイユに位置します。畑はボルドーらしく平面で標高的には70~80メートル。南~南西寄りの畑です。ワインのスタイルはお隣のサンテミリオンのスタイルと似ていて、メルローとカベルネフランが主体でコット(マルベック)なども使用します。造られるワインは早飲み~長期熟成スタイルとさまざまですが、有機栽培で造るワインは希少です。このワインの畑は2010年から有機認証「AB」を取得。12haの畑で土壌は粘土石灰質土壌。葡萄の平均樹齢は45年。ステンレスタンクにて24℃~28℃で3週間ほど発酵、後にコンクリートタンクと古樽を用いて12か月熟成。軽くフィルターを掛け瓶詰めします。カスティヨンのワインの味わいの特徴は、サンテミリオンのワインと似ていて、表面的なタンニンはあまり感じず、濃密ながら微かな野性味と品格のバランスが両立している所です。

〜テイスティングコメント〜

黒いベリーやトリュフを思わせる香り、タンニンは控えめで飲み口は濃密ながら品格があります。赤身の肉料理と共に

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ