モンテプルチャーノ ダブルッツォ コッリーネ テラマーネ

「モンテプルチャーノ ダブルッツォ コッリーネ テラマーネ」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
ファンティーニ モンテプルチアーノ 2017 イタリア アブルッツォ
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
14.5 ¥4,200 稲葉 2026/4/30

「モンテプルチャーノ ダブルッツォ コッリーネ テラマーネ」レビュー

ワインの外観

モンテプルチャーノ ダブルッツォ コッリーネ テラマーネの外観

かなり濃く奥が透けないインクのような色調のダークチェリーレッド、粘性高い

ワインの香り

グラスを回す前:プラムジャムやハスカップジャムのような濃縮感ありつつ華やかな酸気、森の赤い果実、コーヒー豆

グラスを回した後:華やかさ増す、ハイビスカスやバラ、ルビーチョコ

ワインの味わい

厚みある食感、濃縮感ある果実味、活き活きとした酸、細かくち密なタンニン、エスプレッソのような力強い香ばしさとビターニュアンス、口中にアントシアニンやポリフェノールを感じるくらいの濃厚さ

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
スペイン、モナストレル、2021、14.5、4000円と予想も、モンテプルチアーノ、しかも2017!濃縮感あり濃く黒いので若いかと思った。濃いワイン好きな方へおすすめ
季節

グラス 温度 軽重度
(10段階)
大ぶりびわ 19℃前後 9

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

3人の情熱からスタートしたワイナリー

ファンティーニ(当時はファルネーゼ)創立者のひとりカミッロ デ ユリウスは、若くしてイギリスに渡り3軒のレストランを経営、ワインの輸入もしていました。イギリスで成功を収めたカミッロですが、「いつかアブルッツォへ戻り、生まれ故郷に貢献できたら」という思いを常に持っていました。そして1994年、ついにアブルッツォに帰郷しました。同じ頃、ヴァレンティーノ ショッティとフィリッポ バッカラーロはアブルッツォのワイナリーで働いていましたが、もっとハイレベルのワインを造りたいと考えていました。そして、情熱を持った3人が出会い、ファンティーニを設立しました。「設立当初はお金もなく、エントリーレベルのワインしか造れませんでした。しかし、いいワインを造りたいという情熱だけはありました」とヴァレンティーノは語ります。その頃、世界的に著名なワイン評論家のロバート パーカー Jr.が彼らのワインを飲んで感激し、「車に積めるだけ買いたい」という記事を書いたことで、ワイナリーの名が少しずつ知られるようになりました。そのワインが、エントリーレベルのモンテプルチャーノ ダブルッツォ(I-056)でした。

「エディツィオーネ」の誕生、そしてイタリア最優秀生産者へ

エントリーレベルのワインしか造っていなかった1995年、イギリスの有名なワイン評論家ヒュー ジョンソンからのアドバイスで「土着品種を使って造るイタリア最高のワイン」の生産に乗り出します。4年の月日をかけて最高の畑をリサーチし、何度も試行錯誤を重ねた結果、ついに2001年の6月に最初のブレンドが出来ました。それが、いまやワイナリーのフラッグシップワインとなった「エディツィオーネ」でした。その後、「エディツィオーネ」がシドニーのワインコンペティションでベストワインに選ばれたことで、世界中からオファーが殺到し、ワイナリーの名が世界に知られるようになりました。そして遂に、「ルカ マローニ ベストワイン年鑑2005」でイタリア最優秀生産者に選出されるという快挙を達成しました。

2ヶ所の畑からの葡萄を使います。一つはグラン サッソ(3000m級)の山の近くで、海にも近い北部のエリア。山と海に近いことで風通しが良く乾いた土地で、粘土質の土壌です。ボディがあり、長期熟成可能なタイプとなります。もう一つは南部のエリアで砂質。特徴はフルーティさがあることで、繊細なため注意深く栽培する必要があります。農薬、除草剤は一切使いません。1本の樹に4枝、1枝に4房が基本です。収穫は手摘みで、ワイナリーで2回選別します。除梗、破砕し、ステンレスタンクで発酵させます。20日醸しをします。バリック(新樽、1回使用樽、2回使用樽各1/3)で18ヶ月熟成後、6ヶ月瓶熟させます。ガーネットを帯びた赤色。カカオやベリー、プラムを思わせるスパイシーな香りと、たっぷりの果実味が感じられます。しっかりとしたボディと良質のタンニンがあり、素晴らしいバランスを持っています。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ