「バッコロ・ロッソ」の香りや味わいコメント

「バッコロ・ロッソ」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
チェーロ・エ・テッラ Mr85%、コルヴィーナ15% 2019 イタリア ヴェネト
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
13.5 ¥1,350 マルカイコーポレーション 2022/10/22

「バッコロ・ロッソ」レビュー

ワインの外観

バッコロ・ロッソの外観

思ったより透明感あるやや濃い目のダークチェリーレッド、朱色がかっている

ワインの香り

グラスを回す前:甘く熟した黒果実、甘濃さ、スパイス、チョコ、赤胡椒

グラスを回した後:火にかけた果実、なめし革、茶色いスパイス、紅茶

ワインの味わい

思ったよりさらりとした食感、滑らかな果実味、花や茶色のスパイスなど複雑、甘く心地よい風味があるが実は酸もしっかり、タンニンは非常に細かく溶け込んでいる、2019と若いが程よい熟成感を持っている

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
この値段で飲み頃の複雑さある赤!
1400円程度と考えるとめちゃめちゃ良い。決して濃い感じではないが陰干しのニュアンスが若干あって、美味しい

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

イタリアワインの一大産地として知られているヴェネト州、ヴィチェンツァ県に位置するワイナリー。
設立年は1908年で、オーナーのチェーロ家により家族経営のワイナリーとして誕生しました。
その後、地元の有力ワイナリー・グループ企業であるカンティーナ・コッリ・ベリーチと提携を開始。

現在でも、歴史の長い家族経営ワイナリーとして知られています。
ワインの生産能力はイタリア国内では最大規模を誇り、年間生産量は約3千万本に及びます。
ワイナリー経営の理念として、「顧客志向」と「品質向上」を掲げており、低価格ながら品質に優れたワインを製造することを得意としています。その優れた商品性から大変高い人気を集めており、イタリア国内のスーパーマーケット市場では最大の流通量を誇ります。

国際規格IFS, BRC, ISO 9001を取得しており、安定した品質で市場に提供しています。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ