ドメーヌ デュ セー ルージュ IGP コート ド ガスコーニュ

「ドメーヌ デュ セー ルージュ IGP コート ド ガスコーニュ」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
ドメーヌ・デ・フレール・ラフィット マルセラン 2022 フランス 南西地方
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
12 ¥2,100 アズマコーポレーション 2025/4/22
2025/10/21

「ドメーヌ デュ セー ルージュ IGP コート ド ガスコーニュ」レビュー

ワインの外観

〈2025年4月試飲〉
ドメーヌ デュ セー ルージュ IGP コート ド ガスコーニュの外観
青の残るダークチェリーレッド

〈2025年10月試飲〉
ドメーヌ デュ セー ルージュ IGP コート ド ガスコーニュの外観
やや青残るダークチェリーレッド、粘性強い

ワインの香り

〈2025年4月試飲〉
グラスを回す前:ブルーベリー、ハーブ、紫の花
グラスを回した後:花感増す、スミレの香り強い、ローズマリー、果実香は赤果実に寄りダークチェリーっぽさ、ローズマリーやタイム

〈2025年10月試飲〉
グラスを回す前:紫の果実の香り、ブルーベリー、巨峰、ダークチェリー、スミレ、スパイス
グラスを回した後:スミレの香り増し、ラベンダーも感じる、赤胡椒やパプリカパウダー、ターメリック、クミン

ワインの味わい

〈2025年4月試飲〉
さらりとした食感、ダークチェリーのような赤黒い果実の果実味に、適度な酸とタンニン、香り同様な華やかさと清涼感、後半にきめ細かなタンニンが続き、酸も伸びて来る

〈2025年10月試飲〉
さらりとしつつ厚みも感じる食感、凝縮感ある果実味は重くはなくサラリとしている、スミレや胡椒のような風味、酸は中程度、タンニン非常に細かいがしっかりと力強さをもっており余韻にタンニンの存在感が残る

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
〈2025年4月試飲〉
香りは果実香と花香がむんむんとありちょっと苦手かと思ったが飲むとバランス良い
仏ラングドックSy2023、13、1800と予想もマルセラン。Alcも12%とは思わなかった。香りが若い印象だったが、2022年ヴィンテージ。マルセランのワインに慣れていないので分からないが、もしかして熟成させても良いのか?〈2025年10月試飲〉
カベルネ・ソーヴィニョンとグルナッシュの交配品種の赤
仏、ローヌ、Sy、2021、2000と予想もマルセラン。前回試飲時も、同じように間違えていた・・・((+_+))
季節

グラス 温度 軽重度
(10段階)

中ぶりびわ 18℃前後
20℃前後
6
7

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「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

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輸入元情報

ドメーヌ・デ・フレール・ラフィットは15世紀からアルマニャックの生産を手掛けていた家系で営まれています。ワイナリーがあるのはピレネー山脈のふもとのガスコーニュ地方でアイジューという村です。ワイン造りは現在クリストフとセバスチャンの兄弟が行なっていますが、彼らの両親が始めたワイン造りを受け継ぐ形となっています。所有する畑は両親の代では18haでした。しかし、兄弟が切り盛りするようになると、ワイナリーの評価も上がり急成長し、現在は120haの畑でブドウの栽培を行なっています。 栽培品種はソーヴィニョンブラン、グロマンサン、プティマンサン、コロンバールなどガスコーニュの伝統品種。このエリアは葡萄の生育には適した気候で、雨が少ないうえにピレネーから吹き降ろす風が健康な葡萄を育てるため、減農薬で栽培しています。 ラベルにはアヒルとガチョウが描かれ、ワイン造りをする兄弟を表現。兄のクリストフは体格は小柄ですが頭脳明晰でアヒルに例えられ、弟のセバスチャンは体格が大きく、パワフルでよく働くためガチョウに例えられています。 自転車に乗る姿は協力してワイナリーを営む信念と、明るいガスコーニュの人たちを表現。楽しいラベルデザインだけでなく味わいもすべてガスコーニュらしい明るさがあふれています。
バランスの良い果実感が特徴。夏場であれば冷やして飲んでいただくこともお勧めの赤

ラフィットがプロデュースして造られるドメーヌ・セール(Cerfは鹿を意味します)のワイン。ガスコーニュのエリアは南西地方の内陸沿い、地中海性気候と大陸性気候の織り交ざる広陵地帯で、畑は砂質粘土土壌です。葡萄の平均樹齢は20年。ナイトハーヴェストにより葡萄を収穫。葡萄は全て除梗して15日間低温マセラシオン、その後大樽の古樽で主発酵を行います。 ワインは赤い果実、カシスなどを思わせます。飲み口は重すぎず、軽すぎず、バランスが良い。肉料理全般に相性が良く、夏場では冷やして飲んでいただくこともお勧めです。

〜テイスティングコメント〜

ワインはカシスなどを思わせる香り、バランスの良い飲み口。肉料理全般に相性が良く、夏場は冷やして飲むのもお勧めです。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ