
「リッツィ ステルブ」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
リッツィ | CH | 2021 | イタリア | ピエモンテ |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
12.5 | ¥3,200 | 白 | 飯田 | 2025/4/7 |
「リッツィ ステルブ」レビュー
ワインの外観
かすかにベージュと緑の入ったレモンイエロー
ワインの香り
グラスを回す前:豊潤さ、杏、マルメロ、パイン、沈丁花、くちなしの花、バニラ
グラスを回した後:果実香主体は変わらないが、白い果肉、ユリ、白胡椒など華やかさ出る
ワインの味わい
中程度の食感、果実味は香り印象より南国感なく柑橘のニュアンス、活き活きとした酸をしっかりと感じ、青りんごのような清々しさ、硝煙のようなミネラルが奥行きを与え、若干のスパイス感、ミネラルさほど感じないと思ったが余韻にはキチンと存在
その他コメント

ポルトガル、アルバリーニョ、2022、13.0、3500円。ヴィーニョ・ヴェルデの厚みあるタイプか?でも果実香強いし樽香もあるしニューワールドCHっぽさが強いと思ったら、ピエモンテCH。ピエモンテで時々香ばしいCHに出会うが、これもそう。ニューワールドより断然冷涼だろうから、酸の活き活きさがあるのか・・・
季節
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グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
春 | 大ぶり丸 | 7-13℃ | 6 |
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輸入元情報
ピノノワールを彷彿とさせる、バルバレスコのテロワール豊かなワイン
リッツィ社は、1974年、エルネスト・デッラピアーナによって設立されたワイナリーです。現在はトリノ大学醸造学部出身で気鋭の醸造家である息子エンリコがワイン造りに参加、生産部門の責任者としてワイナリー経営を担っています。創業者である父エルネストの築き上げた伝統と志を受け継ぎながら、最新の技術と設備を用い、繊細かつ洗練された多彩なワインの数々を世に送り出しています。現在、所有する44haのブドウ畑は、バルバレスコ生産地域において最大級の規模を誇ります。ピエモンテ州独自のエコ・プロジェクト、『THE GREEN EXPERIENCE』に参加する等、環境に配慮したワイン造りを行っています。8世紀からファミリーが所有している約44haのブドウ畑は標高220~430mに渡って広がり、リッツィ、ボイト、マンゾーラの隣接する3つの大きなエステートと、ネヴィーリエ地区にあるポデーレ・ステラ・エステートによって構成されています。その約半分でネッビオーロを栽培し、4つのバルバレスコを造っています。他には、ドルチェット、バルベーラ、フレイサ、モスカート、そして1978年からは、ピノ・ネーロやこの地域では最も古いシャルドネも栽培しています。栽培に関しては、除草剤や殺虫剤は使わず、肥料としてコンポストや緑肥、病気にはボルドー液体、エネルギー原としてはソーラーパネル、自然な景色や植物の多様性の維持に努力するなど、自然に優しいワイン造りを行っています。発酵はステンレスタンク、熟成は樽香の強く付く小樽は使わず、ガラス吹きつけをしていないセメントタンク、もしくは大樽を使用しています。バルバレスコを代表する生産者のひとつで、国内外のワインガイドで高い評価を得ています。
無清澄・無ろ過成で仕上げたシャルドネ種。ステルブは「濁り」という意味。長く続くミネラリーな余韻が印象的な、フレッシュで親しみやすいワイン。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ