
「サヴィニ・レ・ボーヌ・スー・ラ・カボット・ルージュ」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
フレデリック・フェリ | PN | 2021 | フランス | ブルゴーニュ |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
13 | ¥7,500 | 赤 | アズマコーポレーション | 5/9/2022 |
「サヴィニ・レ・ボーヌ・スー・ラ・カボット・ルージュ」レビュー
ワインの外観
透明感あるラズベリーレッド、もやが出ている
ワインの香り
グラスを回す前:ピノの魅惑的な香りありつつ焦げたような力強さも、ワイルドベリー、ラズベリー、黒胡椒、コーヒー
グラスを回した後:そら豆のようなベジタブル感、セージのようなハーブ感、木の枝のようなワイルド感も出る
ワインの味わい
軽やかな食感、果実味は上品で赤い果実のピュアな風味、若干のタンニンと適度な酸、香り同様の様々な風味を口中で感じる中、緑の風味と黒い風味がアクセントになり非常に複雑、余韻も長い
その他コメント

茎っぽい風味があり、普段はあまり得意な風味ではないが、このワインは素晴らしいバランス。あと少しの熟成で更に良くなると思う。
季節
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グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
冬 | 大ぶり丸 | 17℃前後 | 4 |
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輸入元情報
1941年からワイン造りを行っていましたが、その当時は収穫した葡萄の桶売りが中心で、自社詰めワインは全体の3割程度でした。その後1988年から本格的にドメーヌ業をスタート。2代目当主ジャン・フェリ氏の「フィネス(品格)を感じるワイン造りを追求したい」という考えから2008年以降オーガニック栽培に着手。更に3年ほどかけて畑全体に広げ、2011年からは殆どの自社畑をオーガニック栽培で実現。2018年から国内販売中心の市場から海外への販売を開始。
平均樹齢80年のピノ・ノワールで造られるワインには生産者の敬愛が感じられます
所有するサヴィニ・レ・ボーヌの畑 Les Pimentiers、 les Vermots、Ez Connardisesの3つの区画の葡萄をブレンドして造られます。畑は有機栽培、葡萄の平均樹齢は80年を超えます。収量は1haあたり50hl。アリエ産のオーク樽を使用し14~16ヵ月間熟成。新樽比率は40%です。さらにINOXタンクでアッサンブラージュ、再度3か月間樽熟成後に瓶詰めされます。生産者がもっとも古くから所有している畑で、ワイン名の一部「カボット(この畑の脇にある石造りの休憩小屋」)は、設立当初からの思い出の場所としてスタッフ達が敬愛していることからこの名が名付けられました。
〜テイスティングコメント〜
赤い果実のチャーミングな香り、調和のとれた非常にバランスの良い味わい、そしてフェリならではの品格漂う余韻が素晴らしい。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ