グラシェヴィーナ・セレクテッド

「グラシェヴィーナ・セレクテッド」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
イロチュキ・ポドゥルミ グラシェヴィーナ 2019 クロアチア ドナウ
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
11.5 ¥1,840 アズマコーポレーション 2021/11/1

「グラシェヴィーナ・セレクテッド」レビュー

ワインの外観

輝きかなりしっかり、キラキラ、レモンイエロー

ワインの香り

グラスを回す前:柑橘、レモン、ミネラル感がしっかり表面に感じる

グラスを回した後:ハチミツ、白い花、ミネラル、鋼、ほのかにナッツやアーモンド感(ステンレスタンク熟成?)

ワインの味わい

中程度の食感、エレガントな果実味と酸、酸は活き活きとしているが全く鋭くなく丸い、鉱物的なミネラルも堅すぎず非常にバランス良い

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
シャルドネに似た中庸なバランスの白ワイン

 

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

クロアチアのワイン ~数千年に及ぶワイン文化のモザイク~ クロアチアの葡萄栽培は約2,500年前にギリシャよりもたらされます。そしてローマ時代 紀元280年頃 マルクス アウレリウス プロブス帝によって沿岸部のダルマチア地方から内陸部のパンノニアまで植樹されていきました。その後、オスマン帝国、ヴェネチアやオーストリア ハンガリー帝国と支配者は変わりますが、独立後の現在に至るまで、様々な時代と文化をモザイク様に吸収してワインを造り続けています。 ~スラヴォニア – ドナウ地方のイロク (Ilok)地区~ ドナウ河沿いに広がるクロアチアで最も東に位置する生産地域。ゆるやかな斜面とドナウ河沿いのやや高い位置にある大地が特徴。イロクはこの地方を地域を代表するワイン産地でセルビアとドナウ川を挟んで国境を接しており、クロアチア最東端の地です。昔から交易の要所として栄え、重要な文化的、歴史的な遺産も多くありゴシック教会やオスマン時代のイスラム様式の建物の跡など、東西の芸術の違いがはっきりと現れているクロアチアでは興味深い町の一つです。 歴史 創業1450年。クロアチアで最も古くから続くワイナリーです。ボルドーやブルゴーニュが自家詰めを始めるはるか前の1700年代より元詰めを行っており、クロアチア国外にワインを売った最初のワイナリーでもあります。イロク地区は収穫される葡萄のクオリティが非常に高いことで知られ、ドナウのワイン王国とも呼ばれます。1953年には英国のエリサベス女王の即位式に11,000本ワインを収め、今もイギリス王室のワインリストには彼らのワインがオンリストされています。 畑は全て自根 (接木していません) 葡萄はドナウ河に向かって穏やかに傾斜する、フルシュカゴーラ山(セルビア)西部の斜面に植えられています。標高は153~200m。土壌はチェルノーゼムレス(黒色の厚い腐植層、その下に炭酸カルシウムの集積層が重なります)とドナウが運んだ沖積土。所有面積は360ha。 また19世紀後半に世界的に猛威をふるったフィロキセラの被害もクロアチア東部では地質、気候的要因と国際品種が殆ど植えられていなかった関係で葡萄が生き残り、現在に至ります。 環境負荷軽減の取り組みも行い、ISO140001を取得しております。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ