ガルピン・ピーク・ピノ・ノワール

「ガルピン・ピーク・ピノ・ノワール」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
ブシャール・フィンレイソン PN 2021 南アフリカ ウォーカーベイ
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
13.5 ¥7,000 ジャパンインポートシステム 2024/12/24

「ガルピン・ピーク・ピノ・ノワール」レビュー

ワインの外観

ガルピン・ピーク・ピノ・ノワールの外観

朱色~オレンジの入ったラズベリーレッド、もや入っている、淡め

ワインの香り

グラスを回す前:赤い果実の香り、イチゴやイチゴの種、ジャムっぽさはなく繊細かつチャーミング、甘苦スパイス少し

グラスを回した後:一気にミネラル感、カチッと感、妖艶なミネラル、一気にオールドワールドっぽさ

ワインの味わい

さらりとしつつ、しっかりした果実味と強い酸とのバランスが良く、タンニンもキチンと感じ、格の高さを感じるワイン、ブルゴーニュのピノの村名クラス並(ともすれば1級クラス)、生産量少なく、あまり出回らない南アのピノ

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
高級感あるピノ、熟成したものも飲んでみたい!
季節

グラス 温度 軽重度
(10段階)
大ぶり丸 16-21℃ 5

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

ブシャール・フィンレイソンはケープタウンから南東に約120km、南アフリカ屈指の高級ワイン産地として名高いウォーカーベイ地区のヘメル・アン・アード・ヴァレーにあるワイナリーです。125ヘクタールの敷地には現在22ヘクタールのブドウ畑があります。
創立者であるピーター・フィンレイソンは、南アフリカのステレンボッシュ大学で醸造学を学び、1975年にドイツのラインガウにある都市、ガイゼンハイムでさらにワイン栽培・醸造の勉強を重ねました。 その後1976年から1979年の間、南アフリカの設立間もない生産者ボッシェンダルで経験を積み、後にハミルトン・ラッセル・ヴィンヤーズの設立に貢献しました。この経験によって彼は特にピノ・ノワールでのワイン造りで評価されるようになりました。1989年にブルゴーニュのボーヌを拠点とするネゴシアン、ブシャール・エネ・エ・フィスの一族であったポール・ブシャールのゲストとしてボーヌに4日間滞在するというチャンスが与えられ、そこでこの2人の画期的なパートナーシップが誕生しました。ピノ・ノワールへの情熱を分かち合った2人はヘメル・アン・アード・ヴァレーに未開拓の土地を購入し、ブドウ畑に変えていきました。最初のブドウ樹は1990年に植えられ、また買いブドウによるワインは1991年に初めて醸造されました。
2017年にはピーターのアシスタント・ワインメーカーとして働いていたクリス・アルブレヒトがピーターに代わってワインメーカーに就任しました。彼の下、セラーは常に進化の過程にあり、ブシャール・フィンレイソンのチームは南アフリカにおけるプレミアム・ワイン生産の最前線に立ち続けられるよう、ブドウ栽培とセラーでのワイン造りに磨きをかけています。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ