
「ジェリーフィッシュ」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
スモールフライ・ワインズ | Gre | 2023 | オーストラリア | バロッサ・ヴァレー |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
13.8 | ¥4,000 | 赤 | モトックス | 11/17/2024 |
「ジェリーフィッシュ」レビュー
ワインの外観
淡いダークチェリーレッド、もや
ワインの香り
グラスを回す前:さくらんぼ、アセロラ、クランベリー、レーズンパン、パン・ド・エピス
グラスを回した後:赤い花、アップルティー、ローズヒップティー、アールグレイ、赤肉メロン、すもも
ワインの味わい
スルスルと軽やかな食感、非常に軽いが果実味が薄いわけではない、イチゴやリンゴのジャム、すもも、酸適度に、タンニンは優しい、強くはないがローリエやオリーブのような清涼感、さらにかすかに粘土やロウを思わせる滑らかさがありアクセントになっている
その他コメント

ラングドックルーション、サンソー、2021、12.5、4000円
季節
|
グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
冬 | 中ぶりびわ | 20℃前後 | 2 |
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輸入元情報
バロッサのブドウ農家がワインに夢を託したストーリー
ウェインとスージーはワイン業界で長い経験のあるカップルです。スージーはニューサウスウェールズ州のハンター・ヴァレーで、ウェインはバロッサ・ヴァレーのヴァイン・ヴェールで育ちました。彼らはブドウ栽培を大学で学んでいるときに出会い、栽培家として長年ワイナリーで経験を積みました。
2005年にウェインが家族代々で所有していたイーデン・ヴァレーの自社ブドウ園を基盤にSmallfryを始め、2007年にバロッサ・ヴァレーのヴァイン・ヴェールにブドウ園を購入しました。
彼らの経験はワイナリーを設立するに値するものでしたが、オーストラリア国内のワイン業界では供給過剰の状態が続いていたため、新しいものを何か創り出す必要がありました。
そこでウェインが目を付けたのが、ナチュラルワインの醸造でした。オーストラリアの自然派ワインの展示会で国内外のワインメーカーから直接話しを聞いて、様々な試みを行いました。伝統を持つバロッサ・ヴァレーという産地では多くの古木がフィロキセラの影響を受けずに生き残っています。樹齢は100年を超えるものもあり、このブドウから造るナチュラルワインという手法が彼の中で見事にマッチしました。
当時、オーストラリアではそれほど造られていなかったオレンジワインは日本で大きな反響を受けて、全数が輸出で販売されることになりました。その話しがオーストラリア国内でも評判となり、現在は国内のマーケットや海外でも4か国以上の国に輸出されるワイナリーへと成長を遂げ、注目される存在になりました。
カシスなどの黒果実や丁子のような甘味のあるスパイスのアロマが複雑さを感じます。適度な果実味の中には、凝縮感と黒鉛のようなタンニンがワインのバランスを整えます。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ