
「カン・ブラウ」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
セラーズ カン ブラウ | カリニェナ40%、Sy40%、ガルナッチャ20% | 2017 | スペイン | モンサン |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
14.5 | ¥3,000 | 赤 | 稲葉 | 1/31/2022 |
「カン・ブラウ」レビュー
ワインの外観
ややもやの入ったダークチェリーレッド
ワインの香り
グラスを回す前:火にかけたダークチェリー、スパイス、紫の花
グラスを回した後:スミレ、黒こしょう
ワインの味わい
濃厚ながらさらりした食感、鮮やかさある果実味、酸とタンニンしっかり、アルコールのボリューム、全体的にしっかりだが酸が強めなので力強さよりエレガントさが前面に出ている
その他コメント

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輸入元情報
フミーリャを本拠地とするヒル ファミリー エステーツが、2003年からD.O.モンサンのエリア内、エル モラルで展開するボデガです。
「ふたつのD.O.にまたがる特別な村エル モラール」・・フミーリャを本拠地とするヒル ファミリー エステーツが、2003年からD.O.モンサンのエリア内、エル モラールで展開するボデガです。エル モラールは、モンサンとプリオラートのふたつのD.O.をまたいでいる特別な村で、この村で産するワインの60%はプリオラートとして市場に出ます。
「品種ごとに最適な土壌を選択」・・栽培する3種類の葡萄、ガルナッチャ、カリニェナ、シラーは、それぞれの品種に最も適した土壌で栽培しています。ガルナッチャはスレート(粘板岩)と石灰岩がベースの土壌、カリニェナは粘土と砂、シラーは石灰質の土壌で育てています。ポイントは常に畑を回って葡萄を食べること。完璧な完熟のタイミングを逃してしまうと過完熟、つまりはバランスを失ってしまうので注意しなければならないからです。
「カン ブラウは青い家」・・カン ブラウの名称は、カタルーニャ語の「カン=家」、「ブラウ=青」によります。光を受けたモンサンの土壌が青く見えたことに由来しています。印象的なラベルデザインは教会のステンドグラスをイメージしたもの。モンサンは「聖なる山」という意味があるため、それを意識しています。
「モンサンとプリオラートの違いは」・・よく比較されるプリオラートとの違いですが、「プリオラートは花の核(中心)の部分、より集約されており力強い。モンサンは花の萼(がく)の部分、華やかでエレガント、多様さがある」とワインメーカーのヌリアは話していました。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ