
「レ・ドゥ・ヴァッシュ・ルージュ」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
ファミーユ・ラプラス | タナ | 2017 | フランス | 南西地方 |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
13.5 | ¥1,850 | 赤 | モトックス | 3/22/2022 |
「レ・ドゥ・ヴァッシュ・ルージュ」レビュー
ワインの外観
奥が透けないくらい濃いダークチェリーレッド、やや青み、もや
ワインの香り
グラスを回す前:黒果実、プラム、濃いスミレ、ムンムン、パープルの香り
グラスを回した後:若干の赤果実、日本の山ぶどうのような酸気、テイスティンググラスだとグラス回す前と変化少ない
ワインの味わい
果実味は思ったほど濃すぎず、やや強めの酸と適度なタンニンのおかげでバランス良く引き締まった状態、香りでは感じられなかったハーブのような清涼感が心地よく余韻に果実味と清涼感が続く
その他コメント

シラー、グルナッシュかと思ったが、タナ!なるほど!
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輸入元情報
A.O.C.マディランの立役者。シンボルと称えられる銘醸シャトー・ダイディ
■マディランのシンボル
ラプラス家はA.O.C.マディランとして初めてワインのボトリングと販売を行った生産者です。それ以前にこの地域で生産されていたワインは全て、下位カテゴリー(今日でいうIGP)のワインとブレンドされていました。1930年代後半、ほとんどの生産者がトウモロコシの混作・複合型(ポリカルチャー)から単一栽培(モノカルチャー)に切り替えていく中、ラプラス家はマディランからワイン畑が消えてしまわないよう、その流れに反して品質重視のワイン造りへと動き出しました。先々代フレデリック・ラプラス氏は、A.O.C.マディラン取得(1948年)にも尽力したマディランのパイオニア的存在です。 その後、1960年代に跡を継いだ息子ピエール氏が区画整理と醸造技術の改良を推し進め、現在に至るワイナリーの基礎を築きました。
今日でもラプラス家はこの地域では先駆者として、高品質ワインの生産者として、そして何よりも、友好的で心の広いワイナリーとして非常に高く評価されています。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ