「レ・プレミス」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
ドメーヌ・ボー ジェネラシオン・ヌフ | CH | 2016 | フランス | ジュラ |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
13.5 | ¥3,700 | 白 | ヌーヴェルセレクション | 5/9/2022 |
「レ・プレミス」レビュー
ワインの外観
橙色が入ったレモンイエロー
ワインの香り
グラスを回す前:柑橘、オレンジの皮、完熟感、ほのかにパンや乳製品のような
グラスを回した後:シャキッとしたミネラル感、蜂蜜、酵母を思わせる香り
ワインの味わい
適度な厚み、果実味はしっかり、力強い酸は果実味のおかげで酸っぱくない、天然酵母由来のピチピチとしたチャーミングな旨味、中盤にほろ苦さを感じ、余韻は香ばしさ、果実味、酸が一体となって長く続く
その他コメント

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輸入元情報
ジュラ中央部のル・ヴェルノワ村に1740年から続くヴィニュロンの家系で、1987年に8代目のジャン・ミッシェルとアランの兄弟が自社ビン詰めを開始。2016年に、シャンパーニュ、アルザス、ブルゴーニュ、ボルドー、コート・デュ・ローヌなどで広く修行した息子の9代目バスティアン・ボーが継承し、お姉さんのクレマンティーヌとともにドメーヌを運営しています。
コート・ド・ジュラに15.5ha、シャトー・シャロンに3.5ha、レトワールに3haを所有しており、その全面積で、実質ビオロジックの厳格なリュット・レゾネ栽培を実践しています(2014に「テラ・ヴィティス」の認証取得)。
「9世代にわたって父から子へ代々伝えられてきた、植樹法や天候の読み方といったぶどう栽培の極意、そして、収穫されたぶどうの特性の見極め方やそれに応じた細かい醸造の秘技の数々。これこそが私たちの宝です」。
「パリで自然派ジュラワインのブームが起こったことをきっかけに、近年、ナチュール系のワイン造りに転換する生産者が増えてきました。しかしその結果、どのジュラワインを飲んでも同じような味がするという声をあちこちで聞くようになりました。僕は、父祖たちからの教えである「テロワールの個性をくっきりとワインに表現する」ことを守り抜き、子孫に伝えていきたいと思います」(以上、バスティアン・ボー)。
彼のフィロソフィーはフランスの多数のソムリエからも支持され、ミシュラン3つ星レストラン「ジョルジュ・ブラン」をはじめとする600軒ものレストランやビストロのワインリストを飾っています。
伝統的なジャズへの回帰を提唱して、行き過ぎた先鋭化によるジャズ離れからの復興を導いた「新伝承派」のジャズマンたちとも重なる、1993年生まれの若きヴィニュロンの姿。その澄み切った目に映るジュラワインの未来を、私たちも見つめていきたいと思います。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ