
「レ・グラン・ブラン・フュ・ド・シェーヌ」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
シャトー・ド・ラ・ヴィエイユ・シャペル | Se | 2018 | フランス | ボルドー |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
13 | ¥3,400 | 白 | 稲葉 | 5/30/2022 |
「レ・グラン・ブラン・フュ・ド・シェーヌ」レビュー
ワインの外観
黄金色に輝く外観
ワインの香り
グラスを回す前:生カリン、山菜、つた、つる、あく、強いミネラル感(煙、小石)
グラスを回した後:野生の果実、冬瓜、アーモンド、白檀、紅茶の茶葉、温度上がるとスパイス(バニラ)感増してふんわりしてくる
ワインの味わい
しっかりした口当たり、完熟果実を思わせる果実味、強めの酸、煙や砂利を思わせる噛めるようなミネラル感は、香ばしさと男性的な骨格を形成し、余韻は非常に長い
その他コメント

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輸入元情報
僅か7haのマイクロシャトー。自然を愛するフレデリックが造る、食事との相性抜群のボルドーワイン。
ボルドーから24kmほど離れたジロンド県の小さな村、リュゴン エ リル デュ カルネにあり、位置的にはフロンサックの西隣になります。生産量は年間35,000から45,000本という小規模な造り手です。シャトー名の「ヴィエイユ シャペル(古い教会)」は、敷地内にある12世紀に建てられた古いチャペルに由来しています。
「葡萄栽培に重要なドルドーニュ河岸」
葡萄畑があるのはドルドーニュ河の河岸に広がる沖積土で、セラーの目の前に水面が広がります。そのため、河からの風が畑を乾かし、ベト病やウドンコ病が発生しやすいボルドーでのオーガニック栽培にメリットを与えています。さらに、泥を含んだ河の水が、夏は冷蔵庫のような、冬はヒーターのような役割を果たし、温度を調節してくれます。ドルドーニュ河土壌の組成は、砂利質粘土と粘土質に分かれています。植密度は1ha当たり3,700~4,600本。1畝ごとに草を生やし、土中の根の競争を高めています。剪定は収穫量をコントロールするためではなく、品質と集約度のバランスを調整するために行っています。剪定を適切に行っているため、グリーンハーベストは行いません。「木製のバスケット式圧搾機とコーティング無しのコンクリートタンク」
赤ワイン用の圧搾には、水圧を利用した手動の木製バスケット型圧搾機を使用しています。1度のプレスに2時間ほどかけてゆっくりと行います。時間はかかりますが、柔らかいプレスが出来る点がメリットです。中をコーティングしていないコンクリートタンクはワインにとって理想的な微量の酸化をもたらし、ワインはゆっくりと熟成することが出来ます。赤ワインは、発酵前に2~4日間(年により異なる)、低温マセラシオンを行います。コンクリートタンクで発酵、ピジャージュは機械ではなく人の手で行っています。樽熟成後、コンクリートタンクに寝かせておくと沈殿物が下に溜まり、フィルターを通す必要が無くなります。SO2は使用しますが、非常に少量です。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ