
「マルケージ・インチーザ・グリニョリーノ・ダスティ」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
マルケージ・インチーザ・デッラ・ロケッタ | グリニョリーノ | 2016 | イタリア | ピエモンテ |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
14.5 | ¥2,200 | 赤 | 飯田 | 6/13/2022 |
「マルケージ・インチーザ・グリニョリーノ・ダスティ」レビュー
ワインの外観
淡いラズベリーレッド、朱~オレンジ入っている
ワインの香り
グラスを回す前:赤果実、ザクロ、野生の木の実
グラスを回した後:ミネラル、セメダイン、ドライフラワー
ワインの味わい
軽やかな口当たり、果実味は軽快ながら決して薄くなくしっかり、酸とタンニンは強めながら熟成により滑らかで丸く、優しいと感じるほど(でも歯茎にワインを当てるとタンニン強いことが分かるし、余韻の酸も強い)
その他コメント

相変わらず美味しい
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輸入元情報
ピエモンテにおけるピノネーロの先駆者 11世紀から続く伝統あるファミリーのワイナリー
所有者であるインチーザファミリーの歴史は11世紀までさかのぼり、ワイナリーのあるモンフェッラート地区の歴史と密接な関わりを持っています。国立公園もほど近いロケッタ・ターナロの、南向きの丘陵地に16haを所有。標高は120~170m、粘土砂岩質土壌。この地でのワイン造りは、インチーザファミリーによってブドウ樹を植えることが許された有名なサンバルトロメオ修道院の修道士によってはじめられたと考えられ、その様子はサンテミリアーノ畑にあるチャペルに今も見ることができます。ワイナリーが転機を迎えたのは、19世紀。マルケージ・レオポルト・インチーザによって、ワイン醸造とブドウ品種分野の発展に大きく貢献、偉大なエキスパートとして認められました。150年前この地で、ピノネーロの栽培を初めて行ったパイオニア的存在でもあります。現当主は バルバラ・インチーザ・デッラ・ロケッタの息子と娘にあたるフィリベルトとフランチェスカ。また品質向上のため、栽培から醸造まで全ての行程においてエノログとしてOIVのメンバーでもあるドナート・ラナティがコンサルタントをしています。インチーザファミリーは、サッシカイアとも深い関係があります。1930年代に一族のマリオが、ボルゲリのサングイド農園を所有するゲラルデスカ家の娘クラリーチェと結婚。マリオは1944年にシャトー ラフィットから譲り受けたカベルネソーヴィニヨンを実験的に植え、1968年にスーパートスカーナの第一号となるサッシカイアを生み出しました。現当主のニコロは、バルバラの従弟にあたります。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ