シャトー ペスキエ カンテサンス ブラン

「シャトー ペスキエ カンテサンス ブラン」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
シャトー ぺスキエ ルーサンヌ80%、クレレット20% 2018 フランス ローヌ
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
13 ¥4,000 飯田 5/13/2024

「シャトー ペスキエ カンテサンス ブラン」レビュー

ワインの外観

シャトー ペスキエ カンテサンス ブランの外観

濃いめのイエロー、かすかに茶色ニュアンス

ワインの香り

グラスを回す前:複雑でしっかりした香り、カリン、マーマレード、ジンジャー、桂皮、コリアンダー

グラスを回した後:乾燥果実(パイン、オレンジ)、黄色い花、木

ワインの味わい

滑らかで厚みある食感、果実の凝縮感はあるがフルーツ風味は強くなく一般の方が例えにくい風味だが非常に複雑で魅力的、カリンやオレンジの皮、ジンジャー、茶色いスパイス、酸は中程度で若干のタンニン、ナッツのような香ばしさにアーモンドのような苦み、非常に複雑

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
飲み頃ローヌ白発見!定番に入れます!
熟成飲み頃ローヌ白に出会うことがあまりないので非常に希少。美味しい!
季節

グラス 温度 軽重度
(10段階)
大ぶりびわ 10-16℃ 8

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

ヴァントゥのリーダー的存在!シャトー・ペスキエ
今やヴァントゥでリーダー的存在のシャトー・ペスキエは、ヴァントゥ山麓モルモワロン村に位置し、近代的で理想的なセラーを持つ美しいシャトーです。恵まれた地理的条件と充実した施設から、ローヌ地方の典型的なブドウ品種を用いてなめらかで上品な味わいのワイン造りを心掛けています。オーナーは元理学療法士のポール・ショディエール。2003年から二人の息子がドメーヌを引き継ぎ、兄のフレデリックはコマーシャル部門担当で2020年からACヴァントゥの委員長も務め、弟のアレクサンドルはワイン造りを担当しペスキエの発展に尽力しています。
ドメーヌではヴァントゥ山の南側斜面に100haの畑を所有。突出した日照量の多さと北から吹くミストラルにより健全なブドウが育ちます。平均標高は250~400m、南ローヌの最も涼しいクリマのひとつで昼夜の寒暖差も大きくなります。土壌は大部分が石灰岩質ですが様々な種類の粘土や砂も混ざり、特にモルモワロン村周辺の地質は極めて多様性に富みます。グルナッシュ(40%)とシラー(30%)を中心に十数種のブドウを栽培。平均樹齢は40年。80年代にリュット・レゾネを採用してから、2007年より徐々にビオロジックへ転換し、2018年にエコセール認証も取得しました。さらに、2019年よりデメテール認証のビオディナミ農法を実践。グラヴィティシステムを導入した半地下のワイナリーはソラーパネルのエネルギーを使用するなど、全面的にサステイナビリティを図る生産者です。
醸造は、長めの発酵で色合いや香りをじっくり引き出し、軽めのフィルターで仕上げた味わい深いワインを造っています。また、ヴァントゥの熟成のポテンシャルを信じ、トップキュヴェを長めの樽熟成によって仕上げています。熟成には、コンクリートやステンレスタンク、様々なサイズの樽または卵型コンクリートタンクも使用し、ヴァントゥ特有の果実感、塩味、ミネラル感やフレッシュさを重視したエレガントなワイン造りを行っています。2020年からVEGAN認証も取得。ペスキエのワインの素晴らしさは、そのどれもが専門家から高評価を得ていることからもわかりますが、実際に飲んでみると、その品質の高さに驚かされます。特にロバート・パーカー氏には、ヴァントゥのスーパーエステイト(素晴らしい生産者)として非常に評価されており、ドメーヌのワインはワインアドヴォケイトで常に高得点を獲得しています。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ