「トリ ドルチェット・ダルバ」の香りや味わいコメント

「トリ ドルチェット・ダルバ」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
パオロ・マンツォーネ ドルチェット 2021 イタリア ピエモンテ
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
13.5 ¥2,400 仙石 4/15/2024

「トリ ドルチェット・ダルバ」レビュー

ワインの外観

トリ ドルチェット・ダルバの外観

青の残るダークチェリーレッド、少しもや入ってきている

ワインの香り

グラスを回す前:若干のムスクっぽさありデラウェアのような果実香、ダークチェリーコンポート、インク、木炭、おこわ

グラスを回した後:華やかさ、赤胡椒、獣、ポップコーン

ワインの味わい

さらりとした食感、チェリーや野生の赤い果実の風味に、酸は鋭さを少し感じるほど強く、タンニンはギシギシと収斂性あり強い、若干のスパイス、それでいて重々しくなくスイスイ飲めて癖になる

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
鶏と合うよう開発
口に含むと最初に感じる酸とタンニンに「うおっ」と思ったが、二口飲むと、不思議とクセになりどんどん飲んでしまう美味しさ
季節

グラス 温度 軽重度
(10段階)
中ぶりびわ 19℃前後 6

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

セッラルンガの”メリアーメ・クル”に広がる小さな畑。
いつか自分のワインを造りたいという夢を持ち続けたパオロ・マンツォーネは、
家族から受け継いだ僅か10haの畑でワイン造りを始めます。

パオロの温かい笑顔から生まれるワイン。

パオロ・マンツォーネの畑は、セラルンガの南南東を向いた海抜200~400mの場所のメリアーメ・クル、海抜350~400mのシーニオとロッディーノの3箇所の丘にあります。カスティリオーネ・ファレット村を見晴らすバウダナとラッツゥアリトのクルの間に円形の土地があり、そこが「メリアーメ・クル」と呼ばれるマンツォーネの畑です。

土壌は石灰岩質と粘土質で、ブドウの栽培に適した条件です。パオロの妻であるルイゼッラの父の代までは、この畑でブドウ農家をしていました。この僅か10haの小さな畑を受け継ぎ、ブドウを丁寧に世話するのは他社への醸造コンサルタントも行なう醸造家のパオロ・マンツォーネ氏。伝統に基づいた手法をベースにネッビオーロダルバ、バルベーラダルバ、ドルチェットを栽培しています。
ブドウ、ワイン、そして飲んでくれる人への愛情に溢れたパオロ氏。畑を見晴らすワイナリーにはアグリトゥーリズモ(民宿)を備え、家族経営の小さなワイナリーならではのアットホームな雰囲気で来た人を歓迎してくれます。

井戸と直結の自然セラー
セラーは井戸と直結しており、ここから湿度を得ることが可能となります。樽はフレンチオークの大樽と小樽の両方を使い分けています。

「鶏肉料理にドルチェット!」をコンセプトに生まれた、仙石と生産者とのコラボワイン。

味わいコメント:
軽やかなドルチェットらしい甘酸っぱさと上品なコクとの良いバランス。若々しいフルーティーなワインです。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ