「カリカンティ」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
アジィエンダ・アグリコーラ・グルフィ | カリカンテ95%、アルバネッロ5% | 2018 | イタリア | シチリア |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
12.5 | ¥4,200 | 白 | モトックス | 2022/11/4 |
「カリカンティ」レビュー
ワインの外観
輝きあるレモンイエロー
ワインの香り
グラスを回す前:南国果実、パイン、マンゴー、花の蜜、バニラ
グラスを回した後:洋ナシ、和梨、瑞々しさ、石灰
ワインの味わい
ぶ厚めの食感、柑橘系の果実味しっかりだが、それを覆う程の酸とミネラルがあり非常に力強くドライ、花の蜜やバニラのような香ばしさ、チョークや砂利を思わせるミネラル感
その他コメント

カタラット由来の品種だけあって酸がしっかり。ドライで美味しいが、ちょっと酸っぱい。またちょっと高い。
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輸入元情報
シチーリアを代表する造り手
2000年設立。グルフィはシチーリアを代表する造り手です。ブルゴーニュワインをこよなく愛するオーナーの故、ヴィト・カターニャ氏がシチーリアとブルゴーニュの土地が似ていることに気づき、ブルゴーニュのワイン造り、フランス的なクリュの概念が取り入れられました。ブドウ本来の生命力が現れ、各畑のテロワールが強く反映されたワインが生まれます。
グルフィのネロ・ダーヴォラ
シチーリアの代表的な品種であるネロ・ダーヴォラは、アーヴォラ(Avola)というシラクーザの町に起源を持つと言われています。しかし、現在のようにシチーリア全土に広がったのには長い歴史があるわけではありません。現在は、カジュアルに飲めるワインに多く使用される品種である一方、最高の畑からは長期熟成が期待できるワインも生まれます。そのためには、灌漑に頼らずともシチーリアの猛暑に耐えられるよう、畑の手入れをしていく必要があります。
グルフィでは伝統的な手法を重んじることでネロ・ダーヴォラのポテンシャルを最大限引き出しています。完熟した黒果実のリッチなアロマ、オレガノやドライトマトのニュアンス。そして、なんといっても地中海の島を想わせる塩味を漂わせます。アタックの濃厚な果実味を支える、骨格のある酸が全体のバランスを整え、伸びやかなワインを演出します。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ