「ロス カルドス カベルネ・ソーヴィニョン」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
ヴィーニャ・ドニャ・パウラ CS 2020 アルゼンチン メンドーサ
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
14.5 ¥1,350 アズマコーポレーション 2022/11/8

「ロス カルドス カベルネ・ソーヴィニョン」レビュー

ワインの外観

やや青が残るダークチェリーレッド

ワインの香り

グラスを回す前:カシスのような黒果実、ハーブのような清涼感、ミネラル

グラスを回した後:西洋杉、スパイス感とミネラル感が増して、ペッパーや鉄のニュアンスを感じる

ワインの味わい

黒い果実の風味しっかり、カシス、爽やかな清涼感と酸、タンニンは適度に、完熟感とアルコールのボリュームから甘味さえ感じるが、酸とタンニンがしっかりと効いていてバランス良い

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
アルゼンチンらしい完熟感ありつつキレイにバランス取れたハイコスパワイン
近年のゼルゼンチンは本当に酸が出ていると実感。バランス良く美味しい。

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

ヴィーニャ・ドニャ・パウラは、アルゼンチンワインの聖地、ルハン・デ・クージョ、ウコ・ヴァレーで1990年に創設されました。  アンデス山脈から吹き下ろす乾いた風で葡萄が病害に侵されにくく、減農薬を実践できるこの土地を、7年の月日をかけてエドガルド氏が中心となる創設メンバーたちが探しました。  ルハン・デ・クージョは標高約1,000メートルの高地で、土壌は石灰質と粘土質です。樹齢の若い葡萄からワイナリーのスタンダードレンジである、ロス・カルドスシリーズが造られます。  アンデス山脈に一番近いウコ・ヴァレーは、ルハン・デ・クージョの南側、ルハン・デ・クージョよりもさらに標高が高い1,500メートルまでの高地に農園が広がります。栽培されているのは、色が非常に濃くタンニンがしっかりとしたマルベックなど。ドニャ・パウラが高品質を誇るロス・カルドスやエステートシリーズの材料が、自社農園で栽培された葡萄だけであることこそワイナリーの自信の表れだといえるでしょう。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ