
「マンザニーレ」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
ジュゼッペ・ガッバス | ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャ | 2021 | イタリア | サルディーニャ |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
14 | ¥3,200 | 白 | 稲葉 | 2023/3/22 |
「マンザニーレ」レビュー
ワインの外観
透明感あるレモンイエロー
ワインの香り
グラスを回す前:まろやか、白桃、ピンクの花、さくらもち、ほんのりハーブ
グラスを回した後:ネクタリン、杏仁、アーモンドリキュール
ワインの味わい
やや厚みある食感、香りの想像より酸を感じ爽やかさある、完熟果実由来の丸い果実味、アーモンドを思わせるコクは低温だとビターで温度上がると柔らかい
その他コメント

想像以上に良いワイン。完熟感ありつつ、かわいらしい柔らかさ、さくらもちや杏仁っぽさが心地よい。やや温度高めの16℃前後で春ワイン。温度下げると冬かな。
季節
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グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
春 | 大ぶりびわ | 10-16℃ | 8 |
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輸入元情報
ガンベロ ロッソが認めた「最高の葡萄栽培者」
寡黙で控えめ、 職人の魂が宿る男「法律家からの転身」 ジュゼッペは、法律家の博士号を持ち小さな村の行政に関わる仕事をしていたので、まったくワインについて勉強したことがありませんでした。しかし、とにかくいい葡萄を造りたいとの思いから、ワイン造りに集中することにし、常にいい葡萄を造ることと、土地性を感じさせるスタイルのワイン造りを目指しています。
「大切なのは葡萄の完熟」 栽培で最も大切に考えていることは、いかに葡萄を完熟させるかで、そのために樹に葡萄を出来るだけ長い間付けておくようにしています。彼の畑は一年を通して雨がほとんど降らず、冬に少し降る程度。そのため自然に凝縮された葡萄が出来ます。また、当初は1haあたり4,000本植えていた樹も、現在は5,000~6,000本にしました。
「オリジナルなワイン造り」 それまではあまりされていなかったロングマセラシオン(25日間)やルモンタージュを頻繁に行い、とにかく色をよく抽出させ濃いワインを造ろうと考えました。それらの要素も重なり、ワインは一般的なサルデーニャのワインより数段色濃く、ボディのあるスタイルが可能となりました。
サルデーニャを代表する品種
果実味豊で集約感のある白ワインヴェルメンティーノ ディ サルデーニャは、サルデーニャの地葡萄です。マンザニーレ(サルデーニア語でマンザヌ=朝を迎える)は、昔、朝に白ワインを飲む地元の習慣があったことにちなんでいます。元々は自家消費用に造ったワインでしたが、顧客から分けて欲しいと要望のあったのがきっかけで、商品化しました。麦わら色で、りんごのような香りがあります。葡萄本来の甘さを感じ、とても集約感がある構成です。ミネラルも豊富で、おいしいワインです。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ