
「ゴデリア・セレクション・ブランコ 」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
ボデガス・イ・ビニュドス・ゴデリア | ゴデーリョ | 2015 | スペイン | ビエルソ |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
14 | ¥4,000 | 白 | 稲葉 | 2023/6/18 |
「ゴデリア・セレクション・ブランコ 」レビュー
ワインの外観
やや黄色強めのレモンイエロー
ワインの香り
グラスを回す前:南国果実、パイン、パパイヤ、ココナッツ、さとうきびや稲のような穀物っぽさも
グラスを回した後:酸とミネラル、動物っぽさ、鉱物っぽさ
ワインの味わい
分厚め食感、果実味は思ったよりドライ、酸適度に、ほのかにタンニン、アーモンドのようなコク、ガチッと骨格を作るミネラル、ぶ厚めながら余韻に酸とミネラルが続きひきしまっている
その他コメント

昨年は想像以上に酸もミネラルも強く苦手だったワイン(ヴィンテージも同じ2015)。1年たち、よりなじんでいると思う。まだミネラル感強いがバランスよい。
季節
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グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
夏 | 大ぶりびわ | 12℃前後 | 6 |
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輸入元情報
メンシアはピノ ノワール、ゴデーリョはシャルドネ。ビエルソは、スペインのブルゴーニュです!
「ビエルソはスペインのブルゴーニュ」・・ビエルソを選んだのは、将来性があり、メンシアがピノ ノワール、ゴデーリョはシャルドネ、つまりスペインのブルゴーニュだと考えたからです。特にメンシアは、世界で最も興味深い葡萄のひとつで、ビエルソだけにある地葡萄です。
「ナチュラルな栽培で土壌を活性化させ、葡萄本来の個性を引き出す」・・隣接するガリシアに近く、大西洋気候と地中海性気候の影響を受け、降雨量は年間500~700mmです。灌漑設備はなく、雨水のみを使用しています。葡萄栽培は、オーガニックに近い方法で行っています。エレガントな酸を造るのがポイントで、良い方向に向いている房を均等に付けるよう、数を調節します。
「オーダーメイドの樽」・・フランスの職人フランシス ミケルによるオーダーメイドの樽を使っています。ワインはヴィンテージによって味わいが違うため、合わせて造ってもらいます。
「スタンダードのワインにも手を抜かない」・・スタンダードのワインの質が弱いと感じたヴィンテージは、セレクションを造るのを止めて、スタンダード用に回し、品質をキープしています。
「世界遺産認定の巡礼道への敬意」・・ゴデリアは巡礼のシンボルであるホタテ貝を、巡礼者達への敬意の印としてボデガのエンブレムに取り入れています。これは、葡萄畑が世界遺産にも認定されているサンティアゴ デ コンポステーラの巡礼道沿いにあるためです。
樹齢の古い葡萄を選別して造ります
樽熟成による奥行きのある味わい急斜面の単一畑の、ビエルソの中で最も樹齢の高いゴデーリョのセレクションによるワイン。良いVTだけ生産します。標高900mです。収穫した葡萄は5度の低温で管理、選果テーブルを使い、人の手で選別します。除梗し、柔らかくプレスし、8~10度で24時間静置し澱下げします。30hlのステンレスタンクで15度に保ち7日間発酵させます。2015VTから、ミネラルやフレッシュさを保つため、500Lのフレンチオークの樽(新樽)とコンクリートタンク各50%で、8ヶ月熟成させます。週1回バトナージュします。清澄はしますが、ろ過はしません。酒石は自然に落ちます。最初は繊細な花のアロマがあり、数分経つとハチミツやマルメロなどの果実の要素が出てきます。樽の心地よい香りも感じられます。十分な酸、しっかりとした骨格があります。「ゴデリアで最も成功しています。多くのミシュラン星付きレストランが採用し、また数々の評価本でも高評価を獲得し、著名人にも飲んでいただいています。’09VTはエル ブジに殆どが買い占められました」とオルガは話していました。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ