
「クワトロキロス(クワトロキロス・ビニコラ)」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
クワトロキロス・ビニコラ | カイエット | 2016 | スペイン | バレアレス諸島 |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
12.5 | ¥5,700 | 赤 | モトックス | 2023/2/2 |
「クワトロキロス(クワトロキロス・ビニコラ)」レビュー
ワインの外観
透明感あるダークチェリーレッド、朱が入り始めている
ワインの香り
グラスを回す前:ダークチェリー、生プラム、赤や紫の花
グラスを回した後:華やさとボリュームが増す、巨峰、プラムジャム、スミレ、ライラック
ワインの味わい
さらりとした食感、思った以上にタンニンがある、赤いドライフルーツの風味に乾燥した樹木のようなタンニン、酸は中程度だが丸い
その他コメント

美味しい!が価格を見ると納得。もう少し安ければ、バローロの代わりに勧められるくらい良い。
大樽熟成っぽさがある一方で、果実味にしなやかさがあるのはなぜと思ったら、600Lの仏オークで新樽比率が20%だった。
季節
|
グラス | 温度 | 私的に買う度 (5段階) |
軽重度 (10段階) |
秋冬 | 大ぶりびわ | 18℃前後 | 4 | 5 |
ワインコメント投稿のコンセプト
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輸入元情報
異色のコンビによるテロワールワイン
2006年8月、フランセスク・グリマルト氏とセルヒオ・カバジェーロ氏はブドウ本来の力強さと個性を映し出したワイン造りという想いでマジョルカ島にクワトロキロスを立ち上げました。それも、ちょっと違ったアプローチと面白いパッケージで・・・!
醸造家のフランセスクは、以前アニマ・ネグラ・セラーというマジョルカ島にあるワイナリーの共同経営者兼醸造を担当していました。フランセスクはカイエット種などバレアス諸島の固有品種を守る活動に情熱を注ぐ醸造家として名高く、一方のセルヒオはミュージシャンで、ソナーフェスティバル(毎年バルセロナで開催される音楽とマルチメディアアートの国際イベント)の共同出資経営者兼共同ディレクターという顔を持ち、クワトロキロスではビジュアルイメージ制作を担当しています。
異色のコンビによる最初のワインは2006年9月下旬、仲間のブドウ栽培者のガレージで、少量ながら素晴らしい品質のブドウから造られました。醗酵とマセラシオンは牛乳の冷却装置を活用しましたが、表面積の大きさが幸いしワインとブドウの果帽が広く接することができました。残りの50%のブドウは225Lの開放槽でつくられ、14か月熟成後2008年5月にリリースされました。
2007年にはアポロニア・ヴィティカルトルス(バレアレスの農業組合)と共同で羊農場を小さなワイナリーへと建て替えます。そこで2007年の収穫ブドウからクワトロ・キロス2007をつくり、さらにドツ・ボルツ2007という新商品がうまれ、12ヵ月の樽熟成を経て2009年の初めにリリースされました。
ブドウ畑はマジョルカ島の北から南まで様々なエリアに点在していることから特定のD.O.に属してはいませんが、ブドウの大半はカルベルメルと呼ばれるマジョルカ島の典型的な赤粘土土壌で栽培されています
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ