アコース・コルトン(レア・セレクション)
生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
ルー・デュモン レア・セレクション PN 2002 フランス ブルゴーニュ
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
13 ¥4,600 ヌーヴェル 2022/2/28

フランス、ブルゴーニュで活躍する仲田さんが、ブルゴーニュの生産者の良い古酒を自社ラベルで販売する「レア・セレクション」シリーズ。

「アロース・コルトン(レア・セレクション)」レビュー

ワインの外観

アコース・コルトン(レア・セレクション)の外観

透明感あるラズベリーレッド、オレンジがかっている

ワインの香り

グラスを回す前:抜栓時は還元臭、赤果実、ミックスハーブ、スパイス

グラスを回した後:(大きな丸グラスで)ミネラルと妖艶さ

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
2022/2/28に抜栓したものは還元臭あり。2022/3/9にもう1本抜栓。こちらは還元臭は強くない。しっかりスワリングである程度気にならないくらいに飛ぶ。味は全く影響ない。
ただし、2021年にコンサル先レストランのクリスマス用グラスワインとして使用した際は、還元臭は全くありませんでした。古酒なので個体差があると思います。

ワインの味わい

赤い果実を砕いたようなピュアな果実味は酸を伴いエレガント、細かなタンニン、口中に様々なハーブやスパイスの風味が広がり、若干の野性味、余韻は長い。

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
大ぶりの丸グラスで真価を発揮するワインです。
ブルゴーニュが高騰する中、アロース・コルトンという優良な村名ワインのバックヴィンテージがこの価格でお客様にご案内できるのは非常にありがたいです!!
ただし、上に書いたように還元臭があるものがありました。
2021年12月にレストランで使用した際はゼロでしたが、2022年2月に1本目はややしっかりと還元臭がついており、2本目は1本目ほどではなかったです。

好み・使いたいか:◎(還元臭のリスクは伝えたうえで)

合う季節:冬

合う料理:牛フィレと合わせたい。マディラや赤ワインソースなどフランス料理用の茶色いソースで。

おすすめ温度:17℃前後

おすすめグラス:大ぶりの丸型

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

輸入元情報

ソムリエ寺井
ポイントと思うところに私がマーカーを引いています
ワインの買い付けのために毎日のように生産者を訪ね歩いている仲田さんが、地道な活動の中で見つけた蔵出し古酒。「ルー・デュモン」にクルチエ達がビン買い(”シュル・ピル”といいます)条件で持ち込んでくる古酒。それらの中から、コストパフォーマンスが抜群なものだけを仲田さんが厳選して紹介してくれるのが「レア・セレクション」です。これぞまさしく、ブルゴーニュ古酒の”いいとこどり”であります。尚、セレクション各古酒の生産者名は非公開です。あくまでも”仲田印”です