ツィナンダリ カヘティ

「ツィナンダリ カヘティ」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
ルトヴェリシ ルカツィテリ、ムツヴァネ 2023 ジョージア カヘティ
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
12.5 ¥1,600 稲葉 2026/3/9

「ツィナンダリ カヘティ」レビュー

ワインの外観

ツィナンダリ カヘティの外観

透明感あるレモンイエロー、粘性やや弱め

ワインの香り

グラスを回す前:アロマティック、青りんご、マスカット、白桃、ジャスミン、爽やかさ、清涼感

グラスを回した後:変化はさほどない

ワインの味わい

中程度の食感、爽やかな果実味は適度に凝縮感ある、香り印象より力強く若干のほろ苦さ、酸は中程度、中盤から余韻にかけて香り同様の華やかさが口中に広がり心地よい

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
ワイン始まりの地ジョージアの現代的な白が想像以上に美味しい
仏、ローヌ、ヴィオニエ、2023、13.5、2300円と予想と予想も、まさかのジョージアワイン。
季節

グラス 温度 軽重度
(10段階)
中ぶりびわ 9-13℃ 6

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

ルトヴェリシは、ジョージアの東部カヘティ地方に位置し、品質重視したワイン造りを行うワイナリーです。もともとカヘティに自家畑を所有しワイン生産を行っていた栽培農家が集まって2019年に設立されました。一部には、設立メンバーの一家が持っていたクヴェヴリワイン用の古いセラーもあるため、歴史的には1920年にまで遡ることができます。ジョージアでは葡萄の収穫を「ルトヴェリ」と言い、昔から家族、親戚、友人達が集まって行われていました。ワイナリー設立のアイディアは収穫の最中に生まれたため、「ルトヴェリシ」というワイナリー名にしました。8000年という長い歴史を持つジョージアのワイン造りへのリスペクトも込められています。

現在、ジョージアのカヘティ全体で150haの畑を所有し、自家畑と買い葡萄からスティルワインやスパークリングワイン、2013年に世界遺産に認定された伝統的なクヴェヴリ(卵型をした素焼きの甕)で醸造したワイン、蒸留酒のチャチャなどの生産を行っています。醸造を行うセラーはカヘティのシャラウリ村に位置し、最新の醸造設備、分析のためのラボを備えています。また、同じ敷地内にクヴェヴリワインを醸造する別のセラーがあります。醸造は主任ワインメーカーのギオルギ バブニゼを中心とするチームによって行われています。年間生産量400万本 、世界各国に輸出しており、設立からわずか5年ですが、ジョージアで最も権威があり、影響力があるビジネスのアワードで「GOLDEN BRAND」* に選出されています。

ルトヴェリシでは、畑での作業が品質の高いワインを造るために最も重要なプロセスの一つと考えています。葡萄は垣根仕立て、場所によっては土壌流出を避けるためカヴァークロップを植えています。畑を定期的に観察し、害虫や病害の発生をモニタリングしています。オーガニック栽培に重点を置きながら、状況に応じて様々な防除方法を組み合わせ、環境への負荷を出来るだけ軽減し、薬剤の使用を必要最低限に抑える、IPM(Integrated Pest management)*と呼ばれる総合的な病害虫、雑草の管理方法を採用しています。

通常は雨水に頼っていますが、雨が降らず、畑が乾燥している時はドリップ イリゲーションを行います。畑の土壌をモニタリングしながらオーガニックまたはバイオダイナミックの肥料を与え、葡萄が健全に生育出来るようにしています。また日当たりを良くするために密集した葉や枝を落とす作業を行います。収穫の前には葡萄の熟度、酸度、糖度を分析し、収穫時期を決めます。収穫は早朝、気温が低いうちに行います。完熟した葡萄を手摘み、又は機械で収穫し、セラーに運び選別を行います。

ジョージアの東に位置するカヘティのPDOツィナンダリの畑からのワインです。土着品種のルカツティリ主体にムツヴァネをブレンドしています。畑の標高は300~800m、粘土質土壌です。樹齢は15~20年、垣根仕立て、栽植密度は4,000~5,000本/haです。収穫は気温がまだ低い早朝に行います。収穫後、セラーに運び選別を行います。葡萄は除梗、破砕し、圧搾します。アルコール発酵はステンレスタンクで10日~21日間、熟成は一部をオーク樽(4年樽、フレンチオーク)で6ヶ月行います。輝きのあるゴールド、白い花、柑橘系の果実のアロマが広がります。口に含むとエレガントで複雑、丸みがあり、バナナを思わせるトロピカルフルーツのフレイバーは、フレッシュな柑橘系の果実の要素にかすかに感じる樽の要素がバランス良く調和しています。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ