グリーンホフ ストーンズ・スロー ピノ・ノワール

「グリーンホフ ストーンズ・スロー ピノ・ノワール」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
グリーンホフ・ヴィンヤード PN 2017 NZ サウス・アイランド
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
¥3,450 モトックス 2021/6/20

「グリーンホフ ストーンズ・スロー ピノ・ノワール」レビュー

ワインの外観

朱の色合いで飲み頃感

ワインの香り

グラスを回す前:ひきしまった赤果実の香り、タイト、タイトなのは硝煙やスモークのミネラル感のおかげ

グラスを回した後:グラスを回すと妖艶さが出てくる、弾ける赤果実、この香りが3,000円台で出るのはすごい

ワインの味わい

さらりとした食感、赤果実の風味を自然と感じ、爽やかな酸と細かなタンニン。赤果実とミネラル感がしっかりとありやや若いニュアンスがあるが、ぶどうの完熟感、適度なタンニンのおかげで今から美味しく飲める。

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
余韻は長い。

 

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

一度飲んだら忘れられないネルソンの至宝

グリーンホフの単一畑シリーズ「ホープ・ヴィンヤード ソーヴィニヨン・ブラン」を口にすると、その精密さと複雑さに圧倒されます。低収量で栽培され、天然酵母を用い樽醗酵・樽熟成を行う、現地では「ワイルド・パンチ」と呼ばれる新たなスタイル。ニュージーランドもワインの多様化が進み、清々しい若草やハーブを想わせるニュージーランド産ソーヴィニヨン・ブランの代名詞ともいえるスタイルとは異なる、この複雑味極まりない「ワイルド・パンチ」なワインからも目が離せません。

ワイナリーの設立は1990年。
ワイン造りに強いパッションを抱いていたアンドリュー・グリーンホフ氏とパートーナーであるジェニファー・ウィーラー氏がニュージーランド南島の北部、ネルソンのサブリージョン「ワイメア・プレインズ」で、1970年代から栽培されていた小さな区画を購入したことに始まります。当時ニュージーランドはまだワイン産業の黎明期で、ネルソンで先駆者的なワイナリーが登場し始めた時期でもあります。
現在ベテラン醸造家となったグリーンホフ氏ですが、設立当初はブドウ栽培はもとより、ワイン造りは全くの素人でした。この為、地域の栽培農家や醸造家から学び、何度も失敗を重ね試行錯誤しながらブドウを育て、独自のスタイルを確立していきました。
ワイナリーでは設立当初から「自然栽培」をコンセプトに畑を進化させ、1993年から2000年までの7年間は、ブドウ畑に最適なクローンや品種の植え替えを行いました。この際、ミュラー・トゥルガウとカベルネ・ソーヴィニヨンは産地に適さないとして取り除かれ、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、そして複数のピノ・ノワールのクローンが新たに植樹されました。
その後、2008年には完全にオーガニックへの転換を行い、ニュージーランドのオーガニック認定機関であるBio-Gro(ビオ・グロ)の認可を受けました。少しずつ購入してきたブドウ畑は現在11haまで広がり、契約畑4haと合わせた15haの畑全てを管理し、オーガニック農法にてブドウ栽培を行っています。
ワイナリーの使命、それは健康なブドウを育てて質の高い「クラフトワイン」を生み出すことです。この為、醸造面でもできる限り「ハンズ・オフ・アプローチ=人的介入を抑えた醸造」を行うことで、テロワールを最大限に引き出しています。
こうして生み出されるグリーンホフのワインは、ワイン愛好家はもとより、ワイン専門家からも高い注目を集めています。

シンプルにそして革新的に

ワイナリーは常に一つのシンプルな哲学を守ってきました。それは、可能な限り品質の高い果実を育てるということです。最上級のブドウから偉大なワインは生まれるのです。グリーンホフでは除草剤、殺虫剤、殺菌剤、可溶性肥料などは一切使用せず、オーガニック農法でブドウを育てます。この栽培方法は全ての畑に対して、剪定からキャノピー・マネージメント、手摘みまで非常に細かいケアが必要とされるアプローチです。
高品質なブドウを前提として、テロワールが反映されたその特徴を可能な限りワインに残すように、畑での低収量と現場主義を徹底し、醸造面では個々の小さなロットごとに緻密なワイン造りを行います。そうすることで畑の個性とブドウ品種、ヴィンテージの特徴を表現します。そして畑とワイナリーでの作業は相互に関係し、共に革新的でありながら直観を大切にしたアプローチを重要視しています。
こうして、可能な限り手を加えない造りでありながら、醸造家の創造力と直感、クラフトマンシップを最大限に発揮したワイン造りが行われています。これは醸造における永遠の挑戦であり、テーマでもありますが、グリーンホフのワインは毎ヴィンテージ、造り手の影響がどこかしらワインに現れ、ワインはそれぞれの表情を持ち、偶然や必然による影響を受け、複雑な環境のみならず人間の関わりも映し出しています。
主要品種はソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、リースリング、ピノ・ノワールです。それぞれの品種は、クローン選別、区画、仕立て、そして醸造面での意図を映し出します。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ