AOP・マルシヤック(ドメーヌ・デュ・クロ)

「AOP・マルシヤック(ドメーヌ・デュ・クロ)」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
ドメーヌ・デュ・クロ フェル・セルヴァドゥ100% 2019 フランス 南西地方
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
13 ¥2,700 アズマコーポレーション 2024/2/26

「AOP・マルシヤック(ドメーヌ・デュ・クロ)」レビュー

ワインの外観

AOP・マルシヤック(ドメーヌ・デュ・クロ)の外観

適度な透明感あるダークチェリーレッド

ワインの香り

グラスを回す前:レッドカラントなど赤い果実、野生、シダやバジルのような清涼感、木の枝、黒胡椒

グラスを回した後:スミレやバラのような華やかさ出る、青い香り、鉛筆の芯

ワインの味わい

さらりとした食感、果実味は鮮やかさあり、強めのタンニンは細かく心地よい、酸はしっかり、花やハーブのような清涼感が心地よく、胡椒のようなスパイス感、

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
重くはないがタンニンあり春野菜と肉の組み合わせに良い
フェール・セルヴァドゥをブラインドで当てられるようになってきた!温度は18℃くらいのほうがキレイなタンニンを感じやすくて良い
季節

グラス 温度 軽重度
(10段階)
中ぶりびわ 18℃前後 5

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

フェル・セルヴァドゥ種は「美食の地」として有名なバスク地方原産の葡萄品種と言われていて(諸説あります)「マンソワ」と呼べれることもあります。南西地方でもこの品種を80%以上使用して造られるワインはAOPマルシヤックのみです。マルシヤックは南西地方の北東部に位置し、全面積で220haという小規模なエリアで、1990年にAOPに認定されました。そんな希少なマルシヤックの魅力と実力を引き出している生産者がドメーヌ・デュ・クロです。 彼らは1982年から本格的にワイン造りを始めています。
希少フェル・セルヴァドゥ種100%を使用して造られる唯一のアペラシオン「マルシヤック」の魅力

フェル・セルヴァドゥ種は「美食の地」として有名なバスク地方原産の葡萄品種と言われていて(諸説あります)「マンソワ」と呼べれることもあります。南西地方でもこの品種を主体に造られるワインはAOPマルシヤックのみです。マルシヤックは南西地方の北東部に位置し、全面積で220haという小規模なエリアで、1990年にAOPに認定されました。そんな希少なマルシヤックの魅力と実力を引き出している生産者がドメーヌ・デュ・クロです。 彼らは1982年から本格的にワイン造りを始めています。標高約450mに畑があり、所有面積は30ha。土壌は鉄分を含む粘土石灰質土壌で、畑は減農薬(一部オーガニック)です。現在は父フィリップ・トゥリエ氏と息子ジュリアン氏の親子でドメーヌを運営しています。 トゥリエ親子の願いは「フェル・セルヴァドゥ種はタンニンがしっかりしていて力強く、一方で繊細さも備えている魅力的な品種。是非この品種の魅力を皆様に知って頂きたい」ことです。バスク料理は勿論の事フォアグラ、羊肉、豚肉、鶏肉等と相性抜群です。チーズ好きの方はロックフォールと共に。

〜テイスティングコメント〜

スパイス、ジビエ感のある香り、肉厚感がありながらも綺麗で品格のある飲み口。羊肉、牛肉、ジビエ肉、豚肉料理などと共に。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ