「セラー・セレクション・シュナン・ブラン」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
クライン・ザルゼ・ワインズ | CB | 2023 | 南アフリカ | ステレンボッシュ |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
13.5 | ¥2,400 | 白 | ラフィネ | 2024/1/23 |
「セラー・セレクション・シュナン・ブラン」レビュー
ワインの外観
クリスタルな輝きのレモンイエロー
ワインの香り
グラスを回す前:レモン、ミント、グラッシー、石灰や鉱石のようなミネラル
グラスを回した後:レモン強まる、ミント入りレモネード、若干の蜂蜜
ワインの味わい
天然レモネードのような溌剌感
シャキッとした食感、果実味は香りの印象より凝縮感ある、酸しっかりだが果実味のおかげで鋭くなく、ハーブ、石灰ニュアンス、白い花のような華やかさなど複雑味ある
その他コメント
季節
|
グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
春 | 中ぶりびわ | 10℃前後 | 4 |
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輸入元情報
文献によれば南アフリカで最初にワイナリーが誕生したのは1685年のことですが、ここ 『クライン・ザルゼ・ワインズ』の歴史もたいへん古く、その10年後の1695年のステレンボッシュ市の税金徴収台帳に、当時のドイツ人オーナーの名前と「ワイン700本分の税額」についての記録が残っています。現在の当主はコバスとマリエット・バッソン夫妻で、彼らは1996年に、当時はまだ小規模で無名だったこのワイナリーを買い取りました。夫妻は綿密な地質調査を行い、この土地のテロワールがブドウ栽培において大きな可能性を秘めていることを再確認し、徐々に自社畑を増やし、事業拡大へと舵を切りました。そのバッソン・ファミリーのたゆまぬ努力と天性の経営手腕、そして勤勉でワイン愛に溢れる各部門スタッフらの献身的な貢献によって、今では敷地内に瀟洒なホテルやレストランを備える規模となり、一年を通して世界中から多くのワイン・ラヴァ―が訪れるワイナリーに成長しました。リリースするワインはいずれも「新世界」の力強さと「旧世界」のエレガンスとストラクチャーを見事に融合させており、それがまさに 『クライン・ザルゼ・ワインズ』 の真骨頂と言えます。扱う品種やレンジも徐々に増え、それと比例するように国内外の様々なコンクールで数々の賞を獲得し続けており、すべてのキュヴェが世界中から引く手数多となり、紛れもなくここ10数年間の世界市場における南アフリカ・ワインの人気急上昇のトレンドを牽引する立役者となりました。そして遂に2020年11月12日、南アフリカ・ワインの指標となるガイドブックの最高権威 【プラッターズ・ワイン・ガイド 2021】で、『トップ・パフォーミング・ワ
イナリー・オブ・ザ・イヤー』 に選ばれました。この賞はこれまでハイクラスと言える価格帯のいわばセレブ・ワイナリーが受賞してきましたので、それらのワイナリーとは一線を画し、地道にレンジを広げながらも高品質なデイリー・ワインを造り続けることに拘り抜いたバッソン氏ら自身も、大変驚いていることでしょう。またTim Atkin MW, SA Special Report でも“Cru Bourgeois”に格付けされており、今後の更なる飛躍が期待されています。常に自然と対話しブドウ畑の究極の表現を求め続け、消費者の期待に応えるべく、創造性と革新性の限界を押し広げて成長し続ける 『クライン・ザルゼ・ワインズ』。他ニュー・ワールドのワイナリーには真似できない圧倒的なパフォーマンスを叩き出すクオリティーをどうぞお楽しみください。
アロマにはパイナップルなどのトロピカルフルーツやピーチ、ライム、シトラス、柑橘類の皮などの果実の香りとミネラル香などが感じられ、非常に華やかな香りがグラスから溢れます。口当たりはクリーンで柔らかく、熟したレモンやライムなどの果実味が弾けるように爽やかで、豊かなテクスチャーがあり、全体的によくまとまっていて、長い余韻も楽しめます。3年ほど熟成させるとさらにエレガントになるでしょう。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)
大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ