ロゼ ツヴァイゲルト

「ロゼ ツヴァイゲルト」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
ミュラー グロースマン ツヴァイゲルト 2023 オーストリア ニーダーエスタライヒ
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
12 ¥2,200 ロゼ アズマコーポレーション 2025/3/18

「ロゼ ツヴァイゲルト」レビュー

ワインの外観

ロゼ ツヴァイゲルトの外観

輝きあるローズペタル

ワインの香り

グラスを回す前:チェリー、白桃、桃の花、柔らかさ

グラスを回した後:桜餅、乳製品

ワインの味わい

丸みある食感、チェリーやアセロラを思わせる果実味、はやはりアセロラのような活き活きと存在感ある酸あるが丸い、タンニン少なめ、ヨード感とヨーグルトのような風味が奥行きを与えている、余韻に若干のほろ苦さも感じ飲みやすいのに味わい深い

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
春の訪れ
キャップでオーストリアと分かって飲んだが、ロゼは難しい。厚みあるのでグルナッシュのような糖度ある品種と思ったがAlcは12くらいと感じる。2022年ブラウフレンキッシュ、2200円くらいという感じか?(データを見るとツヴァイゲルト、なるほど。これが出て来るようにしたい)
かわいらしさがあり、春の暖かさを少し持ち、一般ウケしそう。
季節

グラス 温度 軽重度
(10段階)
中ぶりびわ 9-16℃ 6

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

ヴァッハウ渓谷随一の交易都市としてワイン産業の拠点としての歴史を誇り、またブルゴーニュのボーヌと姉妹都市のクレムスタール
この歴史ある産地、クレムスタールの土壌は大きく3つに分けることができます。まずはヴァッハウに隣接するドナウ川北岸の西側の原成岩土壌からはミネラル感溢れるワインが、また北岸の東側は石灰を多く含むピュアで深いレス土壌からはトロピカルな風味に溢れる膨らみのあるワインが、そしてドナウ川の南岸、パノニア平原に向かって開かれた緩斜面では原成岩の底岩にレス、砂、小石、ロームなどさまざまな表土の組み合わせがあり、酸とミネラルと果実味のバランス抜群な優しい味わいのワインが造られています。 ミュラー・グロースマンはドナウ川南岸の世界遺産にも登録されている歴史的なゲットヴァイク修道院に程近い場所にあります。創業は1945年。その後、ブドウ畑でワイン造りのノウハウを学んだヘルマ・ミュラー・グロースマンが母娘2代でワイナリーを切り盛りしていましたが、現在は娘のマーリー氏がワイナリーを引き継ぎ、現当主・女性醸造家として土地の味わいを引き出すワイン造りを行っています。現在はクレムスタールに10haを所有し、畑をオーガニック農法に移行中です。極力人の手を介さない自然農法でSo2無添加のワイン等、ナチュラルなワイン造りにも積極的に取り組んでいます。
心地良い飲み口が特徴の辛口ロゼワイン

ライムストーンの土壌の畑で栽培され、手摘みによって丁寧に収穫されたツヴァイゲルト。発酵にはステンレスタンクを使用しています。フレッシュにはじける果実味、酸とミネラルもバランスがよく、熟したイチゴの香りがとてもフルーティーです。食前酒にはもちろん、軽食にも最適なロゼワイン。生ハムとオリーブ、ハーブと果実のサラダなどに合わせるのがおすすめです。

〜テイスティングコメント〜

フレッシュにはじける果実味、酸とミネラルもバランスがよく、熟したイチゴの香りがとてもフルーティーなロゼ。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ