フリッツ ハーク ヴァイスブルグンダー トロッケン

「フリッツ ハーク ヴァイスブルグンダー トロッケン」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
ヴァイングート フリッツ ハーク ヴァイスブルグンダー100%(ピノ・ブラン) 2020 ドイツ モーゼル
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
12.5 ¥2,800 稲葉 2024/8/1

「フリッツ ハーク ヴァイスブルグンダー トロッケン」レビュー

ワインの外観

フリッツ ハーク ヴァイスブルグンダー トロッケン の外観

緑入ったレモンイエロー、黄緑

ワインの香り

グラスを回す前:青りんご、オイル、石油、シャキッと感あるミネラル、白い花

グラスを回した後:ミネラル感増す、鉱物、石灰、岩塩、クリスタル

ワインの味わい

キンッと冷やしてもキチンと厚みあり美味しい
厚みある食感、レモンや青りんごのようなさわやかさある果実味、シャープな酸、堅いミネラル、ミネラルがガチッと骨格を形成し中盤からほろ苦さや香ばしさがある(温度上がると特に)

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
独、Ri,2022、12.5、2800予想。ドイツの辛口Riかと思ったらヴァイスブルグンダー。タイトでキンと冷えた状態が良いワイン。
季節

グラス 温度 軽重度
(10段階)
大ぶりびわ 6-11℃ 6

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

ヴァイングート フリッツ ハーク

<評価>『ゴ エ ミヨ ドイツワインガイド2020』5/5房、『アイヒェルマン2020』5/5星、『ファインシュメッカー2020』5/5F、『ヴィヌム2022』4.5/5星。兄のトーマスが経営する「シュロス リーザー」に準ずるトップ生産者の地位を築いています。

『ゴー&ミヨドイツワインガイド1994』で、第1回目の『最高の生産者』に選出。『ワイン プラス2017』と『ゴ エ ミヨドイツワインガイド2008』、『ヴァイン グルメ2008』で、「コレクション オブ ザ イヤー」。『アイヒェルマン2018』でベスト エーデル ズース(高貴な甘口) コレクション。『ワイン&スピリッツ 2021』で「トップ100ワイナリー」に選出。ヒュー ジョンソン「ポケット ワイン ブック2019」にブラウネベルグのトップ生産者として赤★★★★、「ワインは父ヴィルヘルムよりモダンなスタイル」と紹介。ロバート パーカー Jr.『ザ ワールド グレイテスト ワイン エステイト』に掲載。V.D.P.設立メンバー。

「ヴィルヘルムからオリヴァーにバトンタッチしたことで、フリッツ ハークのワインは、かつてウィーンのクラシック音楽がハイドンとモーツァルトからベートーベンとシューベルトに進化したように変化している。同じ家族のものでありながら、そのワインは現代的になり、より熟した、豊かで肉感的な、丸く、濃く、力強く、複雑なものになった。

「ブラウネベルクで辛口リースリングを造るのは、10年前だったらまず不可能だった」とヴィルヘルムは(やや誇張気味に)言う。それが今日では、このワイナリーで生産されるワインの60%から70%が辛口ワインだ。」 シュテファン ラインハルト 『FINE WINE ドイツ』

ブラウネベルガー ユッファーとは対岸に位置する、10~15年何も植えられていなかった斜面の畑を購入しました。地層の幾つも重なるところで、畑の上部に森があり、水分供給も十分、砂利があって標高が高いためリースリングに適した畑ではありましたが、遊び心からヴァイスブルグンダーを植えました。特に実が小さくなるクローンを選んで植えています。数年後、十分な収量を得られるようになったので、フーダー2.5樽分を生産しました。一部ステンレスタンク、一部フーダー、一部500Lのトノー(フレンチオーク)を使用しています。凝縮感はありますが、力強過ぎないモーゼルスタイルのヴァイスブルグンダーです。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ