
「282 ピノ・ノワール」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
エルギン・リッジ | PN | 2017 | 南アフリカ | ウエスタン・ケープ |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
13 | ¥4,000 | 赤 | モトックス | 5/30/2022 |
「282 ピノ・ノワール」レビュー
ワインの外観
透明感あるラズベリーレッド、朱色~オレンジのニュアンスも入っている
ワインの香り
グラスを回す前:ラズベリー、アセロラ、ほのかに花やハーブのような植物的な香り
グラスを回した後:赤い果実を砕いた、樹、スモーク、妖艶なミネラル感、生花と干花、華やかでエレガント
ワインの味わい
エレガントな果実味、華やかさ、酸しっかりだが果実味とバランス良く一体化している、細かいタンニン、燻した樹やミックスペッパーのようなスパイス感、ミネラル感心地よく高級感を感じる、余韻長い
その他コメント

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輸入元情報
知る人ぞ知る、南アフリカ産-ビオ生産者-
エルギン・ヴァレー産ビオディナミのパイオニア 「エルギン・リッジ」
(2007年に設立)エルギン・リッジは南アフリカ屈指のクールクライメイトを誇る銘醸地、エルギン・ヴァレーでマリオン&ブライアン・スミス夫妻によって2007年に設立されました。この地区で最初にビオディナミ認定(2016年:デメテール)を取得した自然派ワインのパイオニア的存在で、現在8ヘクタールの土地を所有し、内5ヘクタールでブドウを栽培しています。エルギン・リッジのブドウ畑から西方には遠く海を望むことができ、辺りは岩のごつごつした山々や、瑞々しい緑の畑に囲まれた美しい渓谷が見渡せます。
ブドウ畑は山の斜面を取り囲むように広がり、畑の向きも他方に向いています。また勾配も大きい事から、畑は段々畑状に工夫され栽培がおこなわれ、このような小さな区画が幾つも点在します。
そしてそれぞれの区画では、現在も試験栽培が繰り返され土壌環境や畑の向き、斜度など異なるミクロクリマに合わせた栽培方法が用いられ、密植を行ったり異なるクローンを用いることで土地の力を最大限に引き出す努力がなされています。
斜面上で栽培される畑の標高は海抜282m地点の高台にあり、エルギン・リッジの単一ワインシリーズはこの「282」をブランド名にもしています。
ブドウ畑は冬は寒く夏は穏やかな気候でブドウ栽培に理想的な環境が揃い、大西洋からも近い事で、ブドウは冷涼な気候下で健康な状態を保つことができます。こうしたユニークで恵まれた環境は、秀逸でバランスの取れた、更に長期成熟に適したワインを生みだしてくれます。エルギン・リッジでは丹精込めて栽培した自社農園の健康で良質なブドウだけを使用し、決して量産はせず品質にこだわり少量のワインのみを造っています。こうして生み出されるワインは、マスター・オブ・ワインやワイン関係者の中でも話題で、イギリス人ワインジャーナリストで科学者でもあるジェイミー・グッド氏は、全てのワインに90点以上という高評価を付けています。
スミレや地中海の森林を想わせるアロマ。赤系果実やフローラルなノートに地中海のハーバルな要素も風味に現れます。円熟したタンニンと熟成による第三のアロマが心地よいワインです。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ