
「ピノ・ノワール・ベニ・ソワ」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
ドメーヌ・ロッシュ・デ・バン | PN | 2020 | フランス | ブルゴーニュ |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
12.5 | ¥4,600 | 赤 | アズマコーポレーション | 2024/3/4 |
「ピノ・ノワール・ベニ・ソワ」レビュー
ワインの外観
透明感あるラズベリーレッド、青が少し残る
ワインの香り
グラスを回す前:イチゴジャム、ブルーベリー、草木、ハーブ(リンデン、ラベンダー)
グラスを回した後:華やかな花の香りが増す、ラベンダー、エルダーフラワー
ワインの味わい
さらりとした食感、爽やかな果実味、酸しっかり、細かいタンニンがしっかりある、ハーブや草木の風味が複雑味を与える、年産約2000本の限定。2020年で飲み頃かと思ったがまだ若いほど
その他コメント

季節
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グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
春 | 大ぶり丸 | 20℃前後 | 6 |
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輸入元情報
ドメーヌ・ロッシュ・デ・バン
Domaine Roche des Bancs
生産地ブリオネ(Brionnais)はブルゴーニュ地方南東部、マコネやコート・シャロネーズ地区と同じソーヌ・エ・ロワール県の南西部に位置します。ブルゴーニュの最も美しい村の一つとしても有名な村ということ、そしてフランスで最も有名なシャロレ牛の産地としても有名です。この地は第2次世界大戦以前には約4000haの葡萄畑がありました。しかし、戦争とフィロキセラの影響でほぼ壊滅状態となり、長らく葡萄栽培は行われませんでした。しかし1989年より当ドメーヌの創始者であり起業家のジャン・クロード氏が葡萄畑の復興に取り組みます。標高350mの広陵地帯でジュラ紀後期の粘土石灰質の土壌が中心。この恵まれた環境から造り出されるワインはフレッシュで凛としています。その特徴をよりワインに表現させるために2008年からは有機栽培に取り組み、2011年にはフランス農務省認定の有機認証「ABマーク」を取得。その後、ブルゴーニュやシャンパーニュで醸造や畑を管理していたティエリー・エラン氏が加わりナチュールワインも醸造。2020年には正式にティエリー氏が当主となりドメーヌ名を「ロッシュ・デ・バン(岩盤を意味する区画名)」としました。
ティエリー氏は言います。「このブリオネの地を見渡すとシャロレ牛の牧場と野原ばかり。その中にポツンと僕の葡萄畑があるんだ。ほら、そこの牧草地を見てごらん。何の変哲もなく見えるけど、テロワールのポテンシャルはかなり高いんだ。コート・ドールなどは一面葡萄畑だけど、こういった環境で新たにワイン造りを行えることに誇りを感じている」とエネルギッシュな発言。
葡萄畑は現在総面積8haで、シャルドネ、ピノ・ノワール、ガメイ、オーセロワ、ソーヴィニヨン・グリ種などを栽培。造られるワインはAOC認定エリアではないので、全てIGPとなります。
ブリオネのエリア内で最も優良な区画「ベニ ソワ(神が祝福するという意味)」で造られたピノ・ノワール畑は標高400mの南向きの斜面に0.4ha所有。年産約2000本の限定品。葡萄の平均樹齢は30年。野生酵母にてステンレスタンクで発酵・熟成。ワイン名ベニ・ソワの意味は「神が祝福する」を意味します。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ