
「ケランヌ レ・シス ルージュ」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
ブティノ | Gre50%、ムールヴェードル10%、Sy10%、カリニャン10%、サンソー10%、クノワーズ10% | 2019 | フランス | コート・デュ・ローヌ |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
14.5 | ¥3,800 | 赤 | モトックス | 2023/3/13 |
「ケランヌ レ・シス ルージュ」レビュー
ワインの外観
やや青の残るダークチェリーレッド
ワインの香り
グラスを回す前:黒ベリー、ミネラル強め(ヨード、インク)
グラスを回した後:煙、黒こしょう、発酵キャベツ
ワインの味わい
力強い食感、凝縮感ありひきしまった果実味、タンニンかなりしっかりだが丸みもある、酸も強め、香り同様の煙の風味が奥行を与え、Alcと樽由来と思われる甘味を感じる
その他コメント

3800円なら良い!やや若さあるが若くても美味しいローヌ。
しっかり濃くて、タンニン、酸、スパイス感ある。
季節
|
グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
冬 | 大ぶりびわ | 18-22℃ | 7 |
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輸入元情報
ブティノ自身の夢を実現させた、ローヌでのワイン造り
世界の美食が集まる街、ロンドンの高級地区で、レストラン経営で成功を収めた資産家のもとに生まれた創業者のポール・ブティノ氏。自身がワイン愛好家だったポール氏は、やがて父親の仕事を手伝うようになると、当時(1970年代)のロンドンで流通していたワインの品質に疑問を抱くようになりました。そして自らフランスへ出向き、レストランで喜ばれるワインの仕入れを始めます。
その噂は徐々に広がり、他のレストランからもワインの仕入れを頼まれるようになると、その思いは「レストランで喜ばれるワイン造り」へと発展します。
ワインの中でも、特にローヌ地方のワインが大好きだったブティノ氏が、南ローヌのケランヌでワイン造りを開始したのは1999年。当初は現地のブドウ農家からブドウを買いワイン造りを行っていました。
ワイナリー設立当初から地元ケランヌの人々と協力し、時に助けられながらワイン造りを続け、2003年にファーストヴィンテージをリリースしました。
2004年に現在のブティノ最高醸造長エリック・モナン氏がワイナリーに参加。その時、ブティノ氏より「いつかは自分たちの畑を持ってワイン造りを行いたい」と大きな夢を語ってもらったと言います。
2005年頃より、“自分たちの畑で自分たちの手でワインを造ること”を目標に、設備投資、技術向上を目指しました。
転機が訪れたのは2010年。契約農家の1人がブティノにワイン畑を引き継ぐことを決意、ブティノはようやくローヌに“自分たち自身のワイナリー”を持つことが出来たのです。2010年ヴィンテージより、引き継いだワイナリーでブドウ栽培、醸造を開始しました。
”飲み頃でストーリーがあり、リーズナブルな価格のワイン”
その思いは今も変わらず、ブティノ社のワイン造りに反映されています。ブティノのロゴは”働きバチ”。忙しなく動くハチをワイン造りに奔走する自分たちの姿に重ねています。
南ローヌの中でも最高位の1つ、ケランヌ。ブティノでは、貴重な古木のグルナッシュやシラーを始め、6つの品種をブレンドする珍しいスタイルです。際立つエレガンスと複雑さが魅力です。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ