コート・デュ・ジュラ・シャルドネ(ドメーヌ・フレデリック・ランパート)

「コート・デュ・ジュラ・シャルドネ(ドメーヌ・フレデリック・ランパート)」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
ドメーヌ・フレデリック・ランパート CH 2015 フランス ジュラ
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
13 ¥3,000 マルカイコーポレーション 2022/5/23

「コート・デュ・ジュラ・シャルドネ(ドメーヌ・フレデリック・ランパート)」レビュー

ワインの外観

コート・デュ・ジュラ・シャルドネ(ドメーヌ・フレデリック・ランパート)の外観

黄色の強め、黄金色がかっている

ワインの香り

グラスを回す前:産膜酵母の香り、フィノ(シェリー)香、和柑橘、はっさく

グラスを回した後:フィノ香しっかり、リンゴの芯(酸化リンゴ)、セメダイン、いずれも嫌な感じなく爽やか

ワインの味わい

爽やかな口当たり、はっさくのような酸とほろ苦さある果実味、焦げた木を思わせる香ばしさ、これらとフィノ香のバランスが非常によく複雑で奥行ある味わい

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
一風変わった香りありながら爽やかさと複雑味のバランス良い1本。
美味しい!が苦手な方もいると思います・・・

好み・使いやすさ:5/5

合う季節:春(特に合う)、夏、冬

おすすめ温度:9-14℃

おすすめグラス:大ぶり丸型

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

1993年創業のドメーヌ・フレデリック・ランパートは、コート・デュ・ジュラの中に位置しています。
白ブドウ2種類(シャルドネとサヴァ二ヤン)と黒ブドウ3種類(トゥルソ一、プルサール、ピノ)を栽培しています。
ブドウ畑は約7Haで、環境と共存しブドウ栽培を行う哲学に基づき、ほぼ自然の”力”により栽培されています。

透明感溢れる明るい麦わら色を呈し、サンザシ、アカシア、ライム、パイナップル、火打ち石等の複雑なア口マが絡み、バターの様なまろやかさや香ばしさと力強い酸が感じられる洗練された飲み口が続き、余韻の長さが印象的です。

相性が良いお料理:アスパラガスのオーブン焼き、トラウトサーモンのグリル、コンテやエポワス、山羊チーズ等に。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ