
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
Mr50%、CS40% CF&PV10% |
2006 | フランス | ボルドー |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
13.5 | ¥10,000 | 赤 | 2022/5/9 |
「シャトー・ラ・トゥール・カルネ」レビュー
ワインの外観
濃い目のダークチェリーレッド、エッジに茶色が入っている、もや
ワインの香り
グラスを回す前:カシス、ブルーベリー、ほのかにメントール、赤い花束、ドライフラワーっぽさも
グラスを回した後:干し肉、なめし皮、動物、キノコ、茶色や黒のスパイス
ワインの味わい
黒果実に加え赤果実感、さらりとした食感だがタンニン力強い、細かいタンニンながら歯茎にやや収斂性が残る、酸もしっかり、香りで感じた熟成ニュアンスは思ったより感じずまだまだ熟成可能な状態
その他コメント

流石のワインですね。
16年の熟成ですが、まだまだ熟成可能な状態。やや若めながら飲み頃には入っている状態と感じます。
合う季節:夏(メドック格付けワインに合う季節を書くのは辛いですね)
おすすめ温度:18℃前後
おすすめグラス:大ぶりの果実のびわ型
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輸入元情報

シャトー・ラ・トゥール・カルネ
CH. LA TOUR CARNET
トップクラスのコストパフォーマンスを誇る、格付けシャトー
13世紀から数々の名士たちがこの土地を所有してきた、歴史あるシャトーでしたが、1962年にリプシッツ夫妻が買収するまでは潰れる寸前だったと言われています。しかし、オーナーが変わって以来、大変革が行われ見事に生まれ変わりました。新オーナーとなったリプシッツ夫妻は早々にブドウの樹を植替え、時代遅れとなりつつあった 醸造設備を一新。その甲斐あり、1980年以降は4級格付けに相応しい品質のワインが生産され、格付けシャトーの中でもトップクラスのコストパフォーマンスを楽しめる上質なワインが生み出されています。現在のオーナーは、シャトー・パフ・クレマンなど複数のシャトーを所有するボルドーワイン界のリーダー的存在、 ベルナール・マグレ氏。2002年にこのシャトーを買収して以来、ほとんどのヴィンテージでパーカーポイント90点以上を獲得しています。
メドック格付け第4級のシャトー・ラ・トゥール・カルネは、同じ格付けシャトーの中でも特にコストパフォーマンスが良いことで知られるシャトーです。 畑は標高19mの高台から、緩やかな傾斜となっており、石灰岩をベースとした粘土質土壌で構成。123haに渡る畑には、平均樹齢30年のブドウを栽培しています。
ブドウは手摘みで収穫した後、2回選果を行います。除梗・破砕を経たブドウをグラヴィティシステムによって、オーク樽と小型のコンクリートタンクに移動。8℃の低温マセラシオン後、発酵は28℃を保ちながら25~32日間行います。そして熟成は新樽比率30%のオーク樽で16ヵ月間実施。清澄・濾過を経て瓶詰めします。
フルーティーで引き締まった風味がこのシャトーのスタイル。プラムやベリー系の華やかなアロマに、モカやオークのニュアンス。特に最近のヴィンテージは、口いっぱいに広がる濃厚な果実味が印象的です。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ