シャトー・ラルジャンテール
生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
CS55%、Mr0%、PV15% 2014 フランス ボルドー
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
13 ¥2,000 稲葉 2020/3/14

バリック(新樽35%)で14〜18ヶ月

「シャトー・ラルジャンテール」レビュー

ワインの外観

シャトー・ラルジャンテールの外観

やや濃い目のダークチェリーレッド、朱色が入り、もやも入っている

ワインの香り

グラスを回す前:ダークチェリー、赤すぐり、西洋杉、濡れた森

グラスを回した後:ベリーとハーブのタルト、ミント、土や枝

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
おそらく出荷時はもっと黒い果実の香りだったのでしょうが、エレガントさを感じる熟成飲み頃のCS感が出ていていて期待できます。

ワインの味わい

軽やかな食感、赤い果実味、軽快なタンニン、爽やかな酸、樹木や土を思わせる複雑味、余韻にはベジタブルな風味も加わる

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
バランス良く飲み頃のボルドーワインです!
この飲み頃ボルドーが税別2,000円ということが嬉しいですね!!
新樽35%ですが、樽のニュアンスは香りにタルトのような香ばしさがあり、味わいとしては複雑味に寄与していると思うのですが、全く新樽の強すぎる感じはなくこなれています。

好み・使いたい:〇

合う季節:冬

おすすめ温度:20℃前後

おすすめグラス:中~大ぶりの果実のびわ型

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

輸入元情報

ソムリエ寺井
ポイントと思うところに私がマーカーを引いています
シャトーは、ボルドー市街から北西に60kmの、メドック北部のベガダン村にあります。葡萄畑はジロンド川から3kmに位置し、川からの良い影響を受けています。面積は21ha、表土は砂利で、下層土は粘土石灰質です。平均樹齢は23年。収穫は手摘みで行い、選果テーブルで厳しく選別します。区画ごとに、コンクリートタンクとステンレスタンクを使い、24~26度に温度管理しながら発酵させます。バリック(40%新樽、一部アメリカンオーク)で14~18ヶ月熟成させます。紫がかった濃い赤色。スパイシーなベリーに熟したメルロ(レーズン)のニュアンス、程よい樽も感じられます。力強く、まろやかで、熟したタンニンがあります。

熟成 バリック(新樽35%)で14〜18ヶ月
ヴィンテージ情報 「デカンター 2021.03」91点