「ブルゴーニュ ブラン キュヴェ サン ヴァンサン」の香りや味わいコメント
| 生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
| ヴァンサン ジラルダン | CH | 2021 | フランス | ブルゴーニュ |
| Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
| 13 | ¥6,300 | 白 | 稲葉 | 2026/8/14 |
「ブルゴーニュ ブラン キュヴェ サン ヴァンサン」レビュー
ワインの外観

ややベージュがかったレモンイエロー、粘性強め
ワインの香り
グラスを回す前:洋ナシ、白桃、パイン、白い花、沈丁花、白檀、オートミール
グラスを回した後:華やかさ増す、花束、蜂蜜、バニラ
ワインの味わい
シャキッとした食感、果実の充実感、酸が活き活きと力強く、すっぱいと感じるほどだが、豊かな果実味と蜂蜜のような風味が支えている、奥にギリっと噛めるようなミネラルも感じ、余韻にはフルーツと花の蜜、バニラのような華やかさが広がる
その他コメント

キリッとドライさあるブルゴーニュでミネラリーだが、それを受け止める果実味がありバランス良い。ブルゴーニュ白で6,300円は昔なら高いと思うが、今なら普通だし、この味ならその中でも良い方かと思う。
| 季節 | グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
| 夏 | 大ぶり丸 | 10-14℃ | 6 |
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輸入元情報
ヴァンサンが引退し畑と会社を売却。危機を乗り越え、生まれ変わった「新生ヴァンサン ジラルダン」
2012年、設立から30年を迎えたドメーヌ ヴァンサン ジラルダンに、重大な事件が起こりました。ワイナリーを立ち上げたヴァンサンその人が、体調の不良と後継者の不在から、ドメーヌを手放してしまったのです。同時に自社畑の多くを売却し、ワイナリーに残されたのは最新の醸造設備と、ほんのわずかな自社畑と、醸造家エリックを初めとする優秀なスタッフたちだけでした。幸いにも、新たなオーナーはドメーヌを買い取っただけで、ドメーヌの運営体制はそのまま維持する形をとりました。それどころか、ヴァンサンの右腕として醸造家を務めていたエリック ジェルマンを、畑や醸造に関わる全ての部分でトップに就任させたのです。実は、ヴァンサン ジラルダンのワインが現在のような評価を獲得したのには、エリックの功績が大きくかかわっています。その評価は、ヴァンサンがいた頃よりもむしろ高いほどです。
ヴァンサン時代の濃厚なスタイルの終焉――エリックが「ピュアでエレガントな」スタイルを完成させる
エリックがヴァンサンと知り合ったのは、今から20年ほど前のことです。ヴァンサンからスカウトされる形で2002年にドメーヌに正式に加入します。その当時、ロバート パーカー等の評論家から絶賛されていたヴァンサンのワインは、「濃厚で、はちきれんばかりの果実味がある」スタイルでした。しかし、エリックはこのスタイルを大きく変更する必要があると感じていました。2004年頃からその方法を模索し始め、ついに2007年に新しいスタイルが完成しました。それが、今のドメーヌ ヴァンサン ジラルダンを象徴する「ピュアでエレガント」なスタイルでした。
エリックの実家は、有名なアンリ ジェルマン ペール エ フィス。ムルソーに生まれ、ムルソーを人一倍愛するエリックは、醸造学校を卒業した後、シャサーニュ モンラッシェや、パプ クレマンで経験を積み、後にブルゴーニュを拠点とする「バーガンディア醸造研究所」での勤務を開始します。そこで幸運にも、キリアコス キニゴプロス氏の教えを受けることになります。キリアコス氏は当時DRCやルフレーヴ、エティエンヌ ソゼ等の醸造コンサルタントを行っていました。その時のことを、エリックは『ヴィニュロン』誌の2015年秋号で次のように語っています。「私は本当に運が良かった。ダヴィド デュバンやジョルジュ ルーミエのようなワイン業界のビッグネームで、3年間の間、毎年40もの醸造経験を積むことが出来たんだ。そして今ではヴァンサン ジラルダンで働くことが出来ているんだから」。また、以前までと同様に輸出部長のマルコ カスケーラが販売を担うことで、エリックがさらにワイン造りに集中できる環境が整っています。こうして、「エリック率いる新生ヴァンサン ジラルダン」がスタートしました。
「これまでのようなワイン造りは出来ない」。最大の危機を乗り越え、自社畑を買い足しドメーヌを復活させる。
エリックは、これまでのように高品質なワインを安定して造るために、自分たちで管理する葡萄畑を増やすことを考えました。そこで新たに、契約農家から葡萄を買い取るだけでなく、契約農家の畑を自分たちで管理して葡萄を買い取る部門を立ち上げ、自社栽培の畑を得ることが出来ました。自社で管理する畑については、オーガニックまたはビオディナミ栽培を採用しています。2014年には、ムルソーのシャルム、レ ナルヴォー、スー ラ ヴェル、ポマールのレ ヴォーミュリアンと村名区画、ヴォルネイの村名区画、AOCブルゴーニュの白の畑の一部を、合計で4haほど手に入れることが出来ました。以降、少しずつ葡萄畑を買い足し、現在は約33haの自社所有畑・自社管理畑を持つに至りました。こうしてネゴシアンとしてだけではなく、ドメーヌとしても復活を遂げることが出来ました。また、今では誰もが当たり前のように行なっている「完成したワインではなく、葡萄を選んで購入し自分でワインにする」という、ネゴシアンワインメーカーの先駆者としても、これまでと同様にワイン造りを行っています。


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