「ドヴィーディオ」の香りや味わいコメント

「ドヴィーディオ」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
アジィエンダ・アグリコーラ・サン・ルチアーノ SG40%、モンテプルチアーノ40%、CS10%、Mr10% 2012 イタリア トスカーナ
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
14 ¥4,250 モトックス 2025/9/24

「ドヴィーディオ」レビュー

ワインの外観

ドヴィーディオの外観

青の抜けたダークチェリーレッド、粘性強い

ワインの香り

グラスを回す前:黒い果実の香りは、タイトさとふんわり感と両方持っている、黒鉛、鉛筆、ダークチェリーのコンポート、オレガノ、初秋の森、しっとり

グラスを回した後:茶色いスパイス、チャツネ、紅茶、フォーチューンクッキー

ワインの味わい

中程度の食感(意外とサラリ)、果実味は若干の乾燥した黒い果実を思わせつつも、煮詰めた果実っぽさもある、強いタンニンあるが細かく心地よい、酸強め、熟成由来の茶色いスパイスの複雑味に樽由来のバニラやチョコを思わせる香ばしさ、複雑で魅力的

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
秋冬に大活躍する風味
イタリア、トスカーナ、SG&MR、2015、14、4000円と予想。しっかりと熟成の旨味があり、スーパータスカン系のしっとり感(ただマレンマとは遠い内陸。だからか乾燥感も併せ持っている)
季節

グラス 温度 軽重度
(10段階)
大ぶりびわ 20℃前後 7

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

地元の人のみならず、他社ワイナリーからも購入希望が殺到!

トスカーナはフィレンツェの南東、アレッツォ近くのモンテ・サン・サヴィーノに位置するサン・ルチアーノ。海抜300~350mの丘の側面、南向きに約100haを所有するツィアントーニ家のワイナリーです。
ツィアントニ家は本来はローマの家系。フラスカティの近く、マリーナでワイン造りをしていましたが、土地がなくて価格が高かったといいます。現オーナーのオヴィーディオは新しい可能性を見出すべく、他の場所を探すようになり、キアンティ地区をはじめとするトスカーナ中を回ったが、それまでの経験と勘で納得できる場所がありませんでした。ようやく見つけたのが、それまで全く開拓されていなかった現在のワイナリーがある場所。保水力に優れた肥沃な土壌が広がる絶好の地所。1972年頃からローマからトスカーナにしばしば訪れるようになり、1974年、現在の場所へ完全移住しました。

ツィアントーニ家が家族総出で経営するこの小さな蔵は、兄のマルコがブドウの栽培を担当、弟のステファノが醸造を担当しています。彼らがワインの品質にかける意気込み、こだわりは相当なもの。徹底した畑仕事と細部にわたる丁寧な造りで、ワイナリーには毎日ワインを購入に来る人で大賑わい。家族の大きな絆は、小さな蔵のワインを今後も進化させ、成長させていくでしょう。

リーズナブルでも、生産者の想いがいっぱい詰まったワイン

サン・ルチアーノの理念は「どんなに安いワインでも、この土地や気候が表現された、なにより生産者の情熱や想いがいっぱい詰まったワインを造りたい。ワインを通じてそれらを感じてもらえるようにしたい。」というもの。
ワイン造りに対する真摯な姿勢がワインの品質を支えています。

他のワイナリーが買い求めるコストパフォーマンス

家族総出で日々ワイン造りに励むサン・ルチアーノには、毎日多くのワイン購入者で賑わいます。彼らのワインの品質の高さは地元では大変な評判。
造るワインの多くが地元の人の量り売りで消費されており、遠いところではフィレンツェやローマのレストランがハウスワインとして購入するため、態々足を運ぶのだとか。さらには、そのコストパフォーマンスに、なんと他のワイナリーが購入にやってくるという話も。
同業他社でさえ買いにきてしまう美味しさを誇っています。

非常に凝縮感のあるしっかりとした味わいの赤ワイン。豊かな果実味、たっぷりの旨味、力強いタンニンの全ての要素がうまくバランスのとれた、ワイナリー渾身のフラッグシップワイン。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ