「シャトー・レ・ヴァレンタイン・ロゼ」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
シャトー・レ・ヴァレンタイン | Gre50%、サンソー50% | 2017 | フランス | プロヴァンス |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
13 | ¥3,200 | ロゼ | 飯田 | 2/10/2022 |
「シャトー・レ・ヴァレンタイン・ロゼ」レビュー
ワインの外観
淡く色づいたサーモンピンク
ワインの香り
グラスを回す前:小さな赤果実、桜、桜餅、さくらんぼ
グラスを回した後:甘やかさ、ヨーグルト、いちごヨーグルト
ワインの味わい
滑らかな食感、果実味が丸く非常に滑らか、ほのかに甘味を伴う、酸はややしっかりめだが非常に丸い、口中でもふわりと優しい、余韻も心地よさが長く続く
その他コメント

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輸入元情報
地中海の影響を強く受ける卓越したテロワール、有機農法で高品質なワイン
南仏サン・トロペから30km、地中海にほど近いラ・ロンド=レ=モールに位置するシャトー。以前の所有者は協同組合にブドウを売っていましたが、この地の潜在的な可能性を見出した現在のオーナーが1997年にシャトーを購入、ヴァレンティンとクレメンタインという二人の子供の名前にちなんでシャトー・レ・ヴァレンタインと名づけました。所有する50haの内、35haはブドウ畑で、その全てがACコート・ド・プロヴァンス・ラ・ロンドに入っています。平均樹齢は40年、プロヴァンスの理想の地で、独自のテロワールを表現するようなワイン造りを行っています。2008年よりエコセール認定。この地は海岸に近く、海の影響をより強く受けます。日照時間は長いのですが、海からの強い風が極端な温度差を防ぎ、非常に乾燥したミクロクリマです。年間600mmの雨は春と秋に集中してブドウの育成を促進させ、暑い夏はブドウの実を十分に成熟させます。北西から吹き付けるミストラルは病害を防ぐ役目をし、石英を豊富に含む小石交じりの表土に、古い崩積層やシスト(結晶片岩)の岩盤層などで構成された土壌は、水はけが非常に良くブドウ栽培に適しています。プロヴァンスの中でこのエリアにだけ見られるシスト土壌は、ミネラル感を持ちながらも柔らかでふくよかな味わいをもたらします。また、畑を囲むようにガリーグや松林が生い茂り、ロゼワインにアニスやドライハーブなど独特の風味を与えています。ラ・ロンド=レ=モールは、その素晴らしいテロワールがINAO(国立原産地名称研究所)にも認められ、2008年にロゼと赤のクリュとして、ACコート・ド・プロヴァンス・ラ・ロンドが誕生しました。2016年から白ワインも認可。ACラ・ロンドとして造られるヴァレンタインのトップキュヴェ「CUVEE 8」は、まさにレベルの高いグランクリュの風格を感じさせます。ブドウはビオロジック農法で栽培。収量は低く抑え、すべて手摘みで収穫。醸造も人的介入を最小限に留めています。ロゼと白は低温のスキンコンタクトで旨味を引き出し、赤は3週間のマセラシオンと10ヶ月の樽熟成から複雑な風味と十分なタンニン分を抽出しています。年産の75%はロゼで、赤は15%、白は10%を占めます。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ