
「ビーニャ・バロリア グラン・レセルバ」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
ボデガス・バロリア | Tem | 1973 | スペイン | リオハ |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
13.5 | ¥21,600 | 赤 | モトックス | 2022/12/2 |
「ビーニャ・バロリア グラン・レセルバ」レビュー
ワインの外観
褐色が入っているがまだオレンジ色の残った色調、透明感高め
ワインの香り
グラスを回す前:果実の香りは乏しくドライフルーツ(ラズベリー、無花果、柑橘の皮)、木の実、落ち葉、キノコ、紅茶、漢方
グラスを回した後:マッシュルーム、トリュフ、干ししいたけ、シガー、柑橘パウダー
ワインの味わい
中程度のアタック、香り同様の乾いた赤い果実や柑橘の皮を乾燥させたような果実味はきちんと残っていて良い状態、酸はしっかりめ、タンニンは強めだがパウダー状で強く感じない、非常に複雑で予想以上に枯れた風味がないことに驚き
その他コメント

想像以上の状態の良さ。果実味は残り、熟成したテンプラニーリョはこんなにきれいに仕上がるのかと思ったワイン。テイスティンググラスで試飲したが、大ぶりグラスで飲むのが非常に楽しみ。
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輸入元情報
リオハで1980年以前のワインをリリースできるわずか10軒の一つ
ボデガス・バロリアは1860年、リオハ・アルタで最高とされるフエンマヨールの地にペレス・フォンセア氏によって設立されたワイナリーです。創業以来のモットーは「極めて長い熟成のポテンシャルを備えたクラシックなスタイルのリオハワインを造る」こと。
1980年にソレラシステムが禁止されるまで、リオハではソレラシステムでのワイン造りが一般的で、ほとんどのワイナリーがソレラシステムを使ったノン・ヴィンテージのワインを造っていました。当時、ヴィンテージワインを造り、長い年月セラーで保管しておける財力のあるワイナリーは非常に稀だったのです。
ボデガス・バロリアはこの稀なワイナリーとして、またその長い伝統と確かな品質により、リオハで1980年以前のヴィンテージを販売できるわずか10軒のワイナリーの一つに認定されています。
長期熟成を経た今もなお、素晴らしく豊かなベリーや赤果実のフレーバーを感じられます。美しいバランスを保ち、ドライフルーツやほのかにモカ、蜂蜜のようなニュアンスも感じられます。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ