クライン オールド・ヴァイン ロダイ ジンファンデル
生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
クライン ジンファンデル 2019 アメリカ カリフォルニア
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
14.25 ¥2,300 布袋ワインズ 2022/3/25

契約畑 / 発酵: セメントタンク 熟成: 35%フレンチオークにて12ヶ月

「クライン オールド・ヴァイン ロダイ ジンファンデル」レビュー

ワインの外観

クライン オールド・ヴァイン ロダイ ジンファンデルの外観

透明感あるダークチェリーレッド、想像より透明度高くPNでも不思議でないくらい

ワインの香り

グラスを回す前:ダークチェリー、バジル、獣

グラスを回した後:コーヒー、チョコ、香ばしく甘い、暖炉、トースト、スパイス

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
ジンファンデルは樽香との相性が良いですし、アメリカンオークの香りムンムンのジンファンデルも多いですよね。
このワインはムンムンするほど強くないものの、樽由来の香ばしく甘い香りがあります。

ワインの味わい

爽やかな口当たり、ピュアで鮮やかな果実味で酸もピュア、タンニンはやや穏やか、余韻に甘い香ばしさ、カラメル、トースト、ミックススパイス、余韻長い

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
樽香の甘いものが多いジンファンデルの中で、酸を活かした1本だと感じます。
ただ、近年、エレガントな酸をしっかり出すことが世界の主流のように感じますが、酸を活かしつつ、樽由来の風味もきちんと感じられ、ジンファンデルっぽさを感じられるのがとっても良いです。

合う季節:冬

おすすめ温度:20℃前後

おすすめグラス:中ぶりのびわ型

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

輸入元情報

ソムリエ寺井
ポイントと思うところに私がマーカーを引いています
ジンファンデル&マイナー品種の古樹を守り続けるファミリーワイナリー
フレッド・クラインの祖父は有名なジャクジー風呂を発明したヴァレリアーノ・ジャクジーである。祖父はまたコントラ・コスタの地に広大なブドウ畑を残した。1980年代、他の多くの人々が古い樹を引き抜きカベルネやシャルドネに血道を上げる中、祖父が残したコントラ・コスタの古樹の畑を守りジンファンデルや食欲をそそるローヌ品種など、伝統的品種にフォーカスしたワイン造りを続ける。地下5〜6メートルまで根を伸ばしたオークレーのブドウ樹に、灌漑は不要である。またクラインはソノマ・コーストとカーネロスにもすばらしい畑を持つ。カベルネやシャルドネだけではない、古のカリフォルニアの魅力溢れるワイナリー。ナチュラル・ファーミングを積極的に取り入れ、100%太陽電池で運営される環境保全型ワイナリーとしても広く知られている。

Cline “Old Vine” Lodi Zinfandel
高いコストパフォーマンスを誇り長年人気を博しているクラインのジンファンデルがリニューアル。内陸部の伝統産地ロダイに残る1942年、1962年、1968年に植樹された株仕立ての3つの畑を中心としたブレンド。

あふれる果実感と品種特有のスパイシーな風味。コストパフォーマンス抜群のジンファンデル。