「イル・トルネーゼ」の香りや味わいコメント

イル・トルネーゼ ワインコメント一覧

「イル・トルネーゼ」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
ドレイ・ドナ テヌータ・ラ・パラッツァ CH60%、Ri40% 2024 イタリア エミリア・ロマーニャ
Alc 参考価格(税別) 色 輸入元 試飲日
13.5 ¥3,800 白 モトックス 2026/10/7

「イル・トルネーゼ」レビュー

ワインの外観

イル・トルネーゼの外観

輝きあるレモンイエロー、粘性中程度

ワインの香り

グラスを回す前:柑橘、グレフル、炭酸ガス、石灰のようなミネラル香

グラスを回した後:洋ナシや白桃のような甘みある果実の香り、ほのかにジャスミン、蜂蜜

ワインの味わい

まろやかな食感、完熟感ある果実味で白桃やプラム、びわを思わせる、ほのかにビターなニュアンス、酸はしっかりと強いが、果実味とビターさに覆われ気味で強く感じない、力強いミネラルがガチっと骨格を形成し力強い

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
シャルドネとリースリングのブレンド。Riの石油香は感じない。検索するとモトックスのサイトで2022が出た。それをみるとステンレスタンク&オーク樽熟成 8カ月(500L)とのことだが、そのわりに樽由来の香りや味があるなと思って業務用サイトを見ると、2024年はオーク樽(仏産、500L、新樽33%)3ー4カ月、その後ステンレスタンク1カ月。
大ぶりびわが良いと思うが、樽熟成のCH感を考えると大ぶり丸のほうがいいのか?
季節 グラス 温度 軽重度
(10段階)
秋 大ぶりびわ 10-15℃ 7

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

世代を越え受け継がれるサンジョヴェーゼの夢

ドレイ・ドナ家が現ワイナリー領土のオーナーになったのは、1900年代初めのこと。その当時、この土地の畑は全てサンジョヴェーゼでした。
当時は葡萄作りを小作人に任せ販売していましたが、1980年代になり先代のクラウディオがこの畑を受け継いだ時、自分の畑のサンジョヴェーゼが他の畑に比べ非常に品質的に評判が高いと葡萄買い取り業者や小作人などから聞き、葡萄畑に関心を寄せるようになりました。そして質より量であったエミリア・ロマーニャの葡萄栽培農家より収穫量を落としてでも良い品質の葡萄を作ろうと試みました。
その後、クラウディオは弁護士の仕事をやめ、自分のサンジョヴェーゼでさらによいワインを造りたいと考え、各地の一流とされるサンジョヴェーゼのワインを飲み始めました。その中で、「フラッチャネッロ」「フォンタッローロ」などフランコ・ベルナベイ氏の造るサンジョヴェーゼに深い感銘をうけます。
そして、遂にベルナベイ氏と面会、醸造コンサルタントを申し入れましたが、当初ベルナベイ氏は首をたてに振りませんでした。それでも諦めず「一度自分のワイナリーを訪問し、畑を見てほしい。」と何度もコンタクトをとり、ついには氏の訪問が実現。
ベルナベイ氏はフォルリを訪れ、ドレイ・ドナの哲学、将来的な展望などを実際に目にした時、このワイナリーのポテンシャルを見出し、ワイナリーのコンサルタントを引き受けました。彼の指導の下、クラウディオが既に行っていた樹齢の古い畑でのマッサル・セレクションにもさらに力を入れるようになります。現在は、ベルナベイ氏の長男・マルコとクラウディオの長男・エンリコに父親達の哲学は受け継がれ、新しい世代が動き始めています。
「ワインは世代を超え造られていくもの。一代で簡単に完成するものではない。」という考えも受け継がれています。

エミリア・ロマーニャ州産「サンジョヴェーゼ」の力を証明した若きリーダー

若き当主エンリコ・ドレイ・ドナ。
現在は若手ワイン企業家協会の会長にも任命されたイタリアワイン業界の将来を担う若者です。
カリフォルニアなどでワイン醸造を学んできた彼は、技術的な部分ではなく、伝統や精神的な部分でもベルナベイに学ぶことは多いと言います。
エンリコ・ドレイドナは、自身のワインについて「テヌータ・ラ・パラッツァのワインは私達の魂の一部です。一家が何年もかけて築いてきたものを少しでも感じてもらえたらうれしいです。カベルネ・ソーヴィニヨンなども造ってはいますが、私たちのワインはサンジョヴェーゼです。シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨンは1985年に植樹しましたが、これらはすでにインターナショナルなブドウだと認知されていたので、このブドウで自分達がどれだけのものを造れるか ということを世界に知らしめる必要があったからです。」と語ります。
事実マニフィカ、グラフ・ノワールは世界的に高い評価を獲得、ドレイ ドナの名前を世界に知らしめました。

A.G.I.V.I (若手ワイン企業家協会 Assosazione Giovani Inprenoitori Vitivinicoli Itaiani)

醸造コンサルタントは、MRサンジョヴェーゼと呼ばれる、フランコ・ベルナベイ氏

先代オーナーのクラウディオ氏は、もともと弁護士でしたが、自分の畑のサンジョヴェーゼのポテンシャルに気づき、素晴らしいワイン造りに専念したい、と職をすて、ありとあらゆるサンジョヴェーゼを飲んだそう。その中で、「フラッチャネッロ」「フォンタッローロ」などフランコ・ベルナベイ氏の造るサンジョヴェーゼに深い感銘をうけました。ベルナベイ氏は、畑のポテンシャルとドレイ・ドナの哲学、将来の展望から、このワイナリーのポテンシャルを見い出し、コンサルタントを引き受けました。

ドレイ・ドナのワインの名前は全て、お馬さんの名前

現当主エンリコ氏のお母さんジョヴァンナさんが馬好きで昔から飼っており、ワイン全てに馬の名前をつけました。また娘さん(エンリコの妹)イダさんはイタリアでもトップクラスの乗馬選手。

「ノットゥルノ」=「夜」
「プルーノ」=「いばら」
「マニフィカ」=「聖母マリアの賛歌」
「グラフ・ノワール」=「Graf:伯爵 Noir:黒い」

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、
プレゼントワインショップ
を設立。

  • 北九州「技の達人」認定者
  • 福岡県知事表彰 受賞
  • 技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
  • レストランサービス技能士1級
  • 日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ

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