ロゼ・ダンジュ(ラシュトー)
生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
ラシュトー CF60%、グロロー20%
ガメイ 20%
2019 フランス ロワール>アンジュー
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日

フランスの庭とも呼ばれる美しい景観を誇るロワール地方のロゼ。やや甘口でソフトな口当たり。愛らしいピンクの色合いが食卓を華やかに彩ります

「ロゼ・ダンジュ(ラシュトー)」レビュー

ワインの外観

ロゼ・ダンジュ(ラシュトー)

淡く澄んだ輝きあるサーモンピンク

ワインの香り

グラスを回す前:GF、柑橘、白い花、アセロラ

グラスを回した後:さわやかさと華やかさ、レモン、花、小さな赤果実

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
色の分からない黒いグラスだと白ワインと思うであろう爽やかな香りを主として、赤い果実を思わせる華やかさがあります。

ワインの味わい

さわやかさとほのかな甘み、さくらんぼのような甘酸っぱい果実味、酸はやや鋭いがほのかな残糖とのバランスが良い、口中には柔らかな果実味が広がり、余韻は再度爽やかさを感じる

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
私が大学生の頃にフランス料理店でアルバイトを始めたころは、ロゼといえばロゼ・ダンジュかタヴェル・ロゼというイメージがありました。
少し甘いので現代では使うお店が減りましたが、以前コンサルしていた下関のレストランでは、ランチではよく出るワインで年間を通じてグラスワインとして使っていたくらいです。

このラシュトーのロゼ・ダンジュは甘みもありますが、昔から酸が活き活きしていて、すっごく使いやすい!バランス良くコストパフォーマンス高いロゼワインです。春にピッタリで清々しい気分になりますね♪

合う季節:春

おすすめ温度:10℃前後

おすすめグラス:中ぶりの果実のびわor卵型

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

輸入元情報

ソムリエ寺井
ポイントと思うところに私がマーカーを引いています

自然環境への配慮をモットーにしています

1989年、アンドレ・ラシュトー氏が創立。現在はアンドレ氏の一人息子のギョーム氏が運営しています。ネゴシアンとして、90のワイナリーを取扱い、自社の150ヘクタールの畑と合わせて合計1000ヘクタールの畑を管理。そのうち500ヘクタールはテラ・ヴィティスの認証を受けた自然環境に配慮した栽培を行っています。

ロワール地方には6つのワイナリーを所有。品質を一定に保ち、ヴィンテージによる差を最小限に抑えるために、最新の醸造法を取り入れています。新鮮でフルーティーな味わいのワインをお届けしています。

生産情報

醸造・熟成 –
年間生産量 60000本
栽培面積 10ha
平均収量 60hl/ha
樹齢 平均15
土壌 粘土質、白亜質

コンクール入賞歴 (2015)サクラ・アワード 2017 金賞 (2011)パリ農業コンクール 2012 銀賞