「シャトー・チュカ クレレ」の香りや味わいコメント

「シャトー・チュカ クレレ」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
シャトー・チュカ CF50%、Mr50% 2023 フランス ボルドー
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
12.5 ¥3,000 ロゼ カリテ・エ・プリ 10/15/2024

「シャトー・チュカ クレレ」レビュー

ワインの外観

シャトー・チュカ クレレの外観

赤ともロゼともとれるマセラシオンを感じるラズベリー色、透明感ある

ワインの香り

グラスを回す前:ダークチェリー、プラムなどやや黒系果実、赤い果実の香りもあるが酸気をさほど感じない、ラズベリーやイチゴのジャム、花、粘土

グラスを回した後:ハイビスカスやアセロラを思わせる鮮やかな香り、バラ、赤胡椒、キャンディーっぽさもある

ワインの味わい

やや厚みある食感、果実味豊か、思ったより酸ある、、軽やかながら凝縮感ある果実味と若干のタンニンのおかげでしっかりと厚みあり、スパイスや栗の薄皮のような複雑味もある、豚スペアリブのスパイス焼きや

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
鮭と銀杏のソテーに合わせたい
仏、ボルドー、Mr主体のボルドークレレ(ロゼ)、2023、13.0、2500と予想。ある程度正解。
季節

グラス 温度 軽重度
(10段階)
中ぶりびわ 7-13℃ 7

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

シャトー・チュカ(Château Turcaud)

1973年創業、家族経営ワイナリー。サントとコニャックの産地の出身でワインに魅了されたモーリス・ロバートとシモーネ夫妻によって誕生。モーリスはシャトー・スオウ・カディヤックのマネジメントをおこない、ボルドーワインの巨人アンドレ・リュルトン氏の右腕として働き彼の人生と情熱をワインに捧げました。現在は夫婦の娘イザベルの夫、ステファンが当主をつとめます。
7.5haから始まった畑も少しずつ増え現在は50ha。まだまだ小さな生産者ですがみなワインがとにかく大好き。産地が織りなす様々な多様性や奥深さを敬愛し、植樹のし直しや害虫対策をいとわずベストを尽くす。手造りとひたむきさが詰まったワインをお楽しみください。

特徴

程よい厚みとフレッシュさ、華やかな色でますますブームが続くロゼワイン。
銘醸地ボルドーのオリジナリティあふれる「ボルドー・クレレ」もまた人気を集めています。

「ボルドー・クレレ」はボルドーのみでつくられるロゼと赤の中間のワインです。
一般的なロゼワインより色が濃く、赤スグリやラズベリーを思わせる濃密な果実味。
香りはラズベリーそのものので、スパイス香が交差しエレガント。
ロゼよりも骨格やタンニンはしっかりしていますが、ロゼらしいフレッシュな飲み心地。
使い勝手のよい、新感覚の味わいをお楽しみください。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ