「ル・セ・ド・カロン・セギュール」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
シャトー・カロン・セギュール | Mr56%、CS44% | 2019 | フランス | ボルドー |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
14.5 | ¥5,100 | 赤 | モトックス | 6/8/2024 |
「ル・セ・ド・カロン・セギュール」レビュー
ワインの外観
奥が透けにくい濃いめのダークチェリーレッド、青みはほぼ抜けている
ワインの香り
グラスを回す前:カシス、ピーマン、ヨード、茄子皮、グラファイト
グラスを回した後:シナモンやバニラなどの茶色いスパイス香、チョコ、コーヒー、香ばしさ
ワインの味わい
さらりとしつつも滑らかさある食感、黒い果実の果実味たっぷり、ピーマンを思わせるベジタブル感と強いタンニンがマッチし広がり、酸はやや強め、スパイスやコーヒーのような香ばしさ広がり、再度ピーマンのような清涼感が広がる
その他コメント
外観は飲み頃に入っているかと思ったが、やはりまだ若さもある状態。とはいえ、香りは飲み頃にはいりつつあり、味わいも上々(個人的にはピーマン香もう少し抑えたいが、多分多くの人は気にならないor気付かない)
季節
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グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
夏 | 大ぶりびわ | 18-22℃ | 7 |
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輸入元情報
「わが心、カロンにあり。」
シャトー・カロン・セギュールの歴史はガロ・ローマ時代にさかのぼり、かつてジロンド河口を行きかっていた小型輸送船、『カロンヌ』にちなんで名前がつけられたと言われています。12世紀には既にワインを生産していた記録が残っていますが、特に栄えたのは18世紀、ラトゥールやラフィット、ムートンも所有していニコラ=アレクサンドル・ド・セギュール侯爵がシャトーのオーナーであった時代です。彼の時代にシャトーの名称はカロン・セギュールとなりました。セギュール侯爵は「われラフィットやラトゥールをつくりしが、わが心カロンにあり。」と、カロン・セギュールに深い愛情を持っていた、と言われています。
1855年のメドックの格付けでシャトーは第3級を獲得します。その後ガスクトン家が1894年から、長きにわたりオーナーとしてシャトーを守ってきましたが、マダム・ドゥニーズ・ガスクトンが亡くなった後、相続に問題が生じ、彼女の亡くなった年の翌年の2012年、ジャン=ピエール・ドゥニ氏率いるアルケア相互銀行グループの子会社、シュラヴニール社にシャトーを売却しました。そして、共同経営者であるヴィドロ・グループと共に、シャトーの歴史を尊重しながら、大規模な改修工事に着手しました。
ジャン=ピエール・ドゥニ氏は実業家でしたが、ワインを愛し、ワインに精通していました。彼は、メドック生まれでワイン生産者を祖父にもつローラン・デュフォ氏を総支配人に任命しました。技術責任者には、マダム・ドゥニーズ・ガスクトンにより2006年に任命されたヴァンサン・ミレ氏が留まりました。彼は就任するや否や、ブドウ畑の大胆な刷新計画を立て、テロワールの価値を更に高めるという使命に向かって尽力しています。
カロン・セギュールの造るサード・ワイン。2019ヴィンテージから名前が変わりました。ワイナリーを象徴するハートラベルのワイン。フレッシュな果実味に溢れ、親しみやすい味わいです。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)
大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ