「エル フィスゴン ルエダ ベルデホ」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
ボデガス カステロ デ メディナ | ベルデホ他(多分SBなど) | 2022 | スペイン | ルエダ |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
13.5 | ¥1,700 | 白 | 稲葉 | 2024/2/3 |
「エル フィスゴン ルエダ ベルデホ」レビュー
ワインの外観
緑の入ったレモンイエロー
ワインの香り
グラスを回す前:香り高い、青りんご、白い花、洋ナシや白桃感もあるがシャープさが保たれた状態
グラスを回した後:りんごの蜜、ユーカリやオリーブの葉、若干の潮っぴミネラル
ワインの味わい
活き活きとした食感、果実味は思った以上に力強い凝縮感、酸強いがギリっとしたミネラルが強いので酸は強調されずバランス良い、ミネラルはほろ苦さを伴うほど
その他コメント
めちゃめちゃ良い。最初に青りんごの香り満載で花の香りが追いかけ豊かでワイン飲み始めの方にも良いし、グラスを回して感じるガリーグさはプロにも良い。味わいもかなりしっかりしていて、それでいてスタイリッシュに仕上がっている
季節
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グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
春 | 中ぶりびわ | 7-14℃ | 6 |
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ワインコメント投稿のコンセプト
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輸入元情報
「羅針盤のように、常に高い品質を目指す」
ルエダの伝統的なワイン造りの手法と最新の設備と技術を融合させ、モダンなスタイルのワインを生み出しています。その哲学は3つです。1.高い品質、2.安定した価格、3.ルエダのワインとしてではなく、カステロ デ メディナのワインとして評価されることを目指す、です。ボデガの名称は、メディナ デル カンポの歴史的なシンボルである、有名なモタ城に敬意を表して付けました。フレッシュなタイプは、高い品質を目指すという意味を込め羅針盤のラベル、樽熟タイプは熟成の時間を意識した時計をデザインしたラベルです。
「100%自家畑だから収量制限など品質向上が図れる」
畑は標高750~800mの高台に広がっており、平均樹齢は20~25年。このエリアは、大陸性気候の影響を受け、長く寒い冬がある一方、春は短く、夏は暑く乾燥しています。土壌は、砂と砂利を含む粘土質で、他の作物は育たないほどやせています。カステロ デ メディナでは、100%自家畑にこだわっています。ルエダには40以上の生産者がいますが、100%自家畑の生産者はそのうち20~30%です。すべて自家畑ですから、収穫量を約40%減らし、品質を上げることができます。また、畑の近くにワイナリーがあるため、収穫後20分以内に葡萄を運ぶことが出来ます。
「低温を保つことが、きれいなアロマを引き出すポイント」
収穫した葡萄は、除梗後、パイプを通し6度に冷やします。その後、圧搾機にかけます。澱が沈殿するまで48時間置きます。良い香りを得るため、14~16度の出来る限り低い温度で、3週間かけて発酵させます。そのまま澱と共に、低い温度で6ヶ月寝かせます。
<評価>
評価 「ワイン アドヴォケイト」や「ペニンガイド」で、そのコストパフォーマンスの良さを高く評価されている。様々なコンクールで賞を受賞。
ベルデホは、19世紀からルエダで栽培されていて、この土地に適しています。また、ソーヴィニヨン ブランは設立当初から植えていて、ベルデホと同じような場所を好みます。酸のしっかりしたベルデホに、トロピカルなソーヴィニヨン ブランをブレンドすることで、マイルドな味わいになります。輝きのあるグリーンがかった麦わら色。新しく刈ったばかりの草、フェンネル、藁、リンゴのアロマと同時に、バナナやパイナップル、パッションフルーツなどトロピカルフルーツの香りが混ざります。バランスがよく生き生きとした口当たりがあり、長い余韻はとてもフレッシュな印象です。ベルデホは、シーフードやグリーン系のサラダとも合います。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)
大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ