エドゥアルド ペーニャ

「エドゥアルド ペーニャ」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
ボデガ エドゥアルド ペーニャ トレイシャドゥラ50%、アルバリーニョ25%、ゴデージョ、ラド、ロウレイラ25% Alc:13.0% 2021 スペイン リベイロ
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
13 ¥3,200 稲葉 2023/11/5

「エドゥアルド ペーニャ」レビュー

ワインの外観

エドゥアルド ペーニャの外観

やや濃いめのレモンイエロー

ワインの香り

グラスを回す前:レモン、青りんご、白桃、カリン、白い花、若干グラッシーさある清涼感

グラスを回した後:オレンジ、パイン、ゴールドキウイ、完熟感あるがボッテリせず爽やか、若干のアスパラのような植物香

ワインの味わい

やや厚みある食感、完熟オレンジのような果実味は決して重くなく、酸はしっかりめだが丸く非常にバランス良い、植物の風味は華やかでマリーゴールドのような花感も少し

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
抜群のバランス!
清涼感と完熟感が味わえる良いワイン、全体のイメージとして樽不使用だが香ばしく良いと思っていたら樽10%でしかも新樽だった。まだまだブラインド能力不足。
季節

グラス 温度 軽重度
(10段階)
大ぶりびわ 9-12℃ 7

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

リベイロで生まれたのでこの土地でワイン造りをしたいと思っていて、10年以上探し続けてやっと見つけた。

「10年かけて畑探し。アルバロも植え替えから参加」・・エドゥアルドはこの土地でワイン造りをしたいと思い、10年以上畑を探し続けてやっと見つけました。購入してから、専門家と共に土壌分析を行い、土壌に適した品種に全てを植え替えました。エノロゴのアルバロには一緒に立ち上げて欲しいと考え、植え替えから関わってもらいました。
「畑の目の前には湖」・・ほとんどの畑が湖を見下ろす丘の斜面に位置します。冬は雨が多く、晴れる日は極わずかなので、夕方まで一日中、日が当たる立地であることが重要です。併せて、眼下の湖からの反射光も大きな作用をもたらします。また、湖が周辺の気温を穏やかにします。土壌は表面が砂質と粘土で、深くなるにつれ花崗岩とチョーク(石灰石)が含まれます。
「ブレンドすることで自分達らしいワインとなる」・・自分たちのワインはそれぞれ単体の葡萄では完成せず、5種類の品種をブレンドすることで最高のものが生まれると考えています。毎日のように試して比率を生み出しました。
「果皮を凍結させ、個性を引き出す」・・午前中に収穫。品種ごとに分けて醸造します。除梗して、皮をドライアイスで凍結させ、果皮からテルペンやその土壌の持つ個性を最大限に引き出します。低い圧でプレスし、その後、6~10度に保ち、澱を撹拌します。さらに24時間置いて澱を沈めます。発酵は、温度を下げて16~17度で12~14日行います。2回ラッキングし、良質な澱と共に熟成させてから、別々に仕込んだ各品種をブレンドします。マロラクティック発酵はさせません。3月にブレンドして、瓶詰する前に澱や酒石酸を除くため、マイナス1~2度で7日間冷やします。
品種の華やかさを生かしたアロマ
樽の風味のバランスも素晴しい
全体の90%をステンレスタンクで発酵、熟成させています。残りの10%を、フレンチオークの新樽(300L)で発酵、熟成させています。いずれも熟成期間は9ヶ月です。枯れた黄色みをおび、金色に輝いています。複雑で力強いアロマ。繊細で、エレガント。レモン、月桂樹、オレンジなどの柑橘系、パイナップルやマンゴーなどのトロピカルフルーツ系、さらに桃や杏などが、バニラやミネラルとマッチしています。ほど良いコクがあり、バランスよく、適度な酸もあります。こちらの方がボディあるので、チキンなどコクのある料理と良く合います。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ