ワンダリング・ビースト プティット・シラー

「ワンダリング・ビースト プティット・シラー」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
ブティノSA プティ・シラー 2021 南アフリカ ウエスタン・ケープ
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
14.5 ¥3,900 モトックス 2023/11/5

「ワンダリング・ビースト プティット・シラー」レビュー

ワインの外観

ワンダリング・ビースト プティット・シラーの外観

奥が透けない濃さ、青が残るダークチェリーレッド

ワインの香り

グラスを回す前:ブルーベリージャム、華やかさ、スミレ、赤しそ、スパイス

グラスを回した後:自然派っぽさ(特に自然派の造りではない)、たい肥、クローヴ

ワインの味わい

若々しく濃厚で力強い果実味、これが非常に濃いのでかなり強い酸も調和され、適度にあるタンニンも優しく感じる、華やかで口中では若干タンニンを感じるもののスリスルと飲めるのが魅力

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
濃い味の肉に合わせたくなるがポン酢で食べる鍋が良さそう
色の割に重々しくなくタンニンも強すぎない、かなり若いがそれでも美味しく飲めるタイプ
季節

グラス 温度 軽重度
(10段階)
大ぶりびわ 19℃前後 7

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

ワンダリングビーストを造るのは!天才醸造家ドノヴァン・ラール氏

南アフリカで最も有名な醸造家の一人、イーベン・サディー氏と共に学び、南アフリカ屈指の醸造家へと成長した注目の人、ドノヴァン・ラール氏。

自身の名を取ったラール氏の個人ブランド「ラール」はティム・アトキン氏による南アフリカワインリポートで1級格付け評価を獲得する名門として知られています。ワンダリング・ビーストはラール氏が南フランスの名門“ブティノ”と組んでうみ出すローヌ系ブドウで造るワインブランドです。

ダークチェリーや皮製品がノーズに立ち上がり、アーシーな素朴さも感じます。細かなタンニンを持ち、新鮮で濃縮した黒果実のフレーバーを持つ焦点の合った、引き締まった味わいです。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ