「ノーデ オールド・ヴァイン シュナン・ブラン」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
ノーデ・ワインズ | CB | 2015 | 南アフリカ | ウエスタン・ケープ |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
12.5 | ¥4,700 | 白 | モトックス | 2023/3/25 |
「ノーデ オールド・ヴァイン シュナン・ブラン」レビュー
ワインの外観
輝きあるレモンイエロー
ワインの香り
グラスを回す前:南国果実、果実の白皮、乳製品、バニラ
グラスを回した後:パイン、カリン、ライチ、ココナッツ、発酵バター、ヨーグルト、バニラ、シナモン、ハチミツ、トースト
ワインの味わい
食感も果実味も厚みあるが、酸が香りの印象よりはるかにありシャキッとした印象、口中でも南国果実と力強い酸とミネラルに加え、乳製品のまったりとしたコクがあり上質さを感じる
その他コメント
最初は劣化かと思うようなドリアンや乳製品の香りを感じたが、おそらくグラスが小さいせい。大きいグラスなら多分まろやかなバターの香り。樽感からCHと思ったが、CB。確かに酸強い。
季節
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グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
春 | 大ぶり丸 | 14℃前後(やや高め) | 6 |
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輸入元情報
多くのMWが一目を置く「南ア産白ワインブレンド」のゴットファザー
国内外で30年以上にも亘り、ワイン造りを行ってきたベテラン醸造家、イアン・ノーデ氏。60歳になって初めて独立を果たした、ワイン造りへの情熱と愛を捧げた集大成が「ノーデ・ワインズ」です。(独立:2017年)
コンセプトは南アが出せる「最高」の形。
サブリージョンでの単一畑、単一区画のブドウだけで造るワインのスタイルもワインが持つ魅力の一つですが、ノーデ氏の目指すワインは少し考え方が異なります。
彼の場合、西ケープ州を一つのブドウ畑ととらえ、今も尚生き続ける貴重な古木やブッシュヴァインを各地から選び抜いて、個別に醸造し、異なる産地の特性や魅力をブレンドさせる事でのみ可能となる、独自のスタイルをコンセプトにワイン造りを行います。
「西ケープ州最高のワイン」、これこそが彼が目指すワインです。
さて、この唯一無二な南アフリカワイン、生産量・流通量は共に非常に少ないですが、多くのワインプロフェッショナルが高い評価を出し、注目を集めています。
特に評論家でありマスター・オブ・ワインの称号を持つ、グレッグ・シェーウッド氏はイアン・ノーデ氏を「南ア白ブレンドのゴッドファーザー」と呼び、南アフリカ産古木ワインのロックスターともなった名門イーベン・サディと共に“注目すべき造り手”と絶賛するほどです。
ノーデブランドは2013年が初ヴィンテージですが、当時は勤めていたワイナリーからのリリースでした。
そして満を持して2017年11月に独立を果たし、ノーデ氏は自らのブランド「ノーデ・ワインズ」のオーナーとなりました。
南アフリカのワイン産業は世代交代もあり、今では新進気鋭の若手醸造家が活躍をする時代となりましたが、60歳を超えてもなお、歩みを止めず、進化し続けるノーデ氏と彼のワインには、土地を知り尽くし、多くの経験と知識を得た物にのみ出せる魅力があります。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)
大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ